[東京 8日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の109.36/38円だった。株安への警戒感もあり、積極的な売り買いは手控えられた。

ドルは午前9時過ぎに109.12円まで下落した後、109.20─30円台でもみ合った。投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス(VIX)は27台に低下したものの、依然として高水準。午前の日経平均はプラス圏で推移したが「株安に対する警戒もあり、手が出しづらい」(国内金融機関)との声が出ていた。

きょうは国内実需筋の動きも乏しかったという。「輸入企業は108円台半ば、輸出企業は110円台くらいにならないと出てこないだろう」(同)との見方も出ていた。

ドル/円については「ユーロや英ポンドなどの高ボラティリティー通貨と比較して、投資妙味に欠ける通貨ペアであると投機筋には見なされている。日銀総裁人事でヘリマネを推進するような人物が現れない限り、108―110円のレンジ内での推移となりそうだ」(SMBC日興証券の野地慎チーフ為替・外債ストラテジスト)との指摘もある。