[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した2017年の貿易統計(季節調整済み)は、2449億ユーロ(3008億6000万ドル)の黒字だった。黒字幅は過去最高だった前年の2489億ユーロから縮小した。

黒字幅の縮小は8年ぶり。好調な内需を背景に輸入が拡大し、輸出依存度が高い独経済のリバランスがゆっくりと進んでいることが示された。

ドイツの貿易黒字を巡っては、トランプ米大統領が対米黒字額が大き過ぎると批判しているほか、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事も保護主義台頭の一因になっているとし、国内支出や輸入を増やすよう呼び掛けている。

デカバンクのアナリストAndreas Scheuerle氏は、貿易収支改善は輸入がけん引したとし、「これは輸出にブレーキをかける必要がないということだ」と述べた。

経常黒字は2571億ユーロで、前年の2593億ユーロから縮小した。

12月単月の輸出は、前月比0.3%増加。輸入は前月比1.4%増加した。予想は輸出が1.0%減、輸入は0.5%減だった。

12月の貿易黒字は、214億ユーロに縮小。黒字幅は予想(217億ユーロ)を下回った。

ドイツ政府は消費主導で経済成長が続くと見込んでおり、今年の成長率は2.4%と昨年(2.2%)から加速すると予想している。