AVまとめ
4Kテレビ買ったから当然五輪を楽しむ……と思いきや、見れないかも

 2月9日から韓国で開催される平昌五輪。フィギュアスケートやスキージャンプといった日本人選手の活躍はもちろん、氷点下になりそうな開会式にどれだけの選手が出席するかなど、いろいろ楽しみにしている人も多いと思うが、4Kテレビを持っている人はこの模様を4Kの高画質で視聴したいだろう。

 現在、4K放送を行なっているスカパー! 4Kでは、今のところ平昌五輪に関するアナウンスが見当たらない。ひょっとして、4Kでは楽しめないのか!?

 いや、そんなことはない。というのも、NHKが「テレビ放送の同時配信の試験的な提供」として、1日5時間以内の範囲で4K解像度での配信を行なうというのだ。

 ただし、この配信を見るための条件がいくつかある。まずは「4K画質の動画を視聴できるハイブリッドキャスト対応受信機」を持っていること。つまり、4Kテレビが必須となる。

ハイブリッドキャスト対応テレビは普及してる、が……

技研
ちょっと古い(2013年のNHK技研公開の写真)が、ハイブリッドキャストのイメージ

 ハイブリッドキャストはHTML5を使用したテレビ向けデータ放送サービスで、NHKが2013年に開始後、民放でも提供を開始している。動的なメニューやオーバーレイ表示、動画の表示を可能としたサービスだ。

 NHKやフジテレビは番組ごとに、それ以外の局は常時ハイブリッドキャストが利用できる模様。テレビの設定にもよるが、これまでのデータ放送を表示する要領で「d」ボタンを押せば、ハイブリッドキャストが表示されるはず。

 2013年から開始されているので、この時期以降に発売されたテレビならハイブリッドキャストに対応している場合が多い。特に4Kテレビであれば対応している割合は高くなる。

 ただ、4K表示の条件はそれだけではなく、テレビが対応している必要がある。

 対応テレビというのは、配信のバックグラウンドがアクトビラのサービスを利用するようで、その対応機種でなければ視聴できない、ということのようだ。

 対応機種を見るとパナソニックやソニーの2015~2018年モデル、シャープの2016~2017年モデルの名前が記載されているが、それ以外のメーカー(東芝やLG、低価格4Kテレビなど)の名前がないので、視聴できないかもしれない。

 詳しくはNHKのページで確認するか、実際にお手持ちのテレビでハイブリッドキャストの五輪特設ページを表示してみるといいだろう。

 ちなみに、東芝の4Kテレビ「Z700X」で試してみたところ、五輪特設ページは表示されたが4Kではなかった。

 もう1つ、4K表示の場合は実効で20Mbps以上の回線速度が推奨されているので、光回線でなければ快適な視聴はできないかもしれない。

非対応テレビでも視聴できる可能性が……

ひかりTV
対応チューナー「ST-3400」。4K対応にするには有償のアップグレードが必要(4860円)

 実は対応しないテレビであっても、「ひかりTV」を利用したライブ配信が利用できる。NHKのデータ放送のメニューから選べるようだ。

 ただ、こちらも条件があり、ひかりTVの地デジ提供エリア内に住んでいるサービス加入者で、4K対応の外付けチューナー「ST-3400」を利用しているユーザーが対象となる。

 また、テレビもHDMI 2.0とHDCP 2.2に対応している必要があるので初期の4Kテレビでは利用できない可能性がある。つまり、テレビ内蔵のチューナーでは視聴できないので注意が必要だ。

 なお、ライブ配信でなければ、上記以外にも4Kで視聴する方法がある。

 NHKオンデマンドの利用が可能な一部の動画配信サービスで一部の競技を後日視聴できるようだ。具体的にはひかりTV 4K、ビデオマーケット、j:COMオンデマンドなど。

 いずれもサービス加入者向けで、それぞれに特殊な環境(フレッツ回線が必要だったり、Android TV搭載テレビのみだったり)が必要なため、誰でもというわけにはいかないかもしれない。

 というわけで、ちょっとハードルが高そうな平昌五輪の4K配信。利用できる環境にある幸せな人はぜひ試しに視聴してみるといいだろう。

五輪4K
NHKは平昌五輪の専用アプリを用意

 ちなみに、4KでなければテレビだけでなくPCやスマホなどでも中継を見られる。NHKのウェブサイトや民放共同オリンピックサイト「gorin.jp」のほか、スマホ向けに「NHK ピョンチャン 2018」アプリ(Android版iOS版)も用意されているので利用してみるといいだろう。