「インフルエンザ以外は大丈夫」
が医者の本音?

風邪のほとんどは、ウイルスが原因で発症します。インフルエンザウイルスも風邪ウイルスの1つですが、強力な感染力と高い病原性により「別格扱い」され、慎重に診断した上で、特別な治療が行われます。

しかし、インフルエンザ以外の風邪ウイルスは、種類があまりに多いこと(200種類以上あります)、症状がそれほどひどくないこと、ウイルスを固定する検査に費用がかかることなどから、一般外来では、わざわざ風邪ウイルスを特定しないのが通常です。また、先述したように、風邪は基本的に自然に治る病気です。

ウイルスを特定するのが困難である。
安静にしていれば自然に治るとわかっている。

これが、医者が風邪の原因を特定しない、特定できない理由です。
だからこそ、医者に頼らず、自己防衛する方法を身につけることが、最大の風邪対策になるのです。

そこで、『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』では、現役の内科医、救急救命医、薬剤師などの知見と医療統計データ、150近くの最新の研究論文や文献を総動員し、生活習慣に即した「医学的に正しい風邪予防の具体策」を網羅的に紹介しています。

仕事を休めないビジネスパーソンはもちろん、結婚式や旅行など重要なイベントを控えた方、受験生やその家族、妊娠中の方など、絶対に風邪をひけない方は、ぜひ本書の内容を実践し、肉眼で見えない風邪ウイルスと戦う正しい方法を身につけてください。