2月13日、米金融市場における最近の混乱は、過去10年近く経済も投資家も直面する必要のなかった事象が原因となっている。つまりそれは、インフレ高進に対する懸念だ。NY証券取引所で9日撮影(2018年 ロイター/Brendan Mcdermid)

[13日 ロイター] - 米金融市場における最近の混乱は、過去10年近く経済も投資家も直面する必要のなかった事象が原因となっている。つまりそれは、インフレ高進に対する懸念だ。

 S&P総合500種は最大10.2%の急落を経て、1月26日に更新した史上最高値から7%超下回った水準にある。ベンチマークの米10年国債利回りは、主にインフレ懸念を背景として4年ぶり高水準となった。

 モノやサービスの価格上昇はもちろんのことだが、インフレとは厳密に何を意味するのか。なぜ市場にこのように強い影響を与えているのか──。

 インフレはさまざまな政府機関がいくつもの方法を駆使して測定している。経済が拡大し続ける限り、市場はそれを材料視するだろう。

インフレとは何か

 インフレは消費購買力を弱める一方で、ある一定水準のインフレは経済回復を反映したものであり、消費者への影響は賃金上昇によって相殺され得ると考えられている。

 米国政府は月ベース、四半期ベースでインフレ指標を発表している。主なものに、消費者物価指数(CPI)や個人消費支出(PCE)価格指数がある。CPIとPCE物価指数の構成は異なり、時間の経過とともにパフォーマンスも異なる。