さらに詳しい情報を入力すると、
AIスコアがアップすることも?

 「AIスコア診断」が面白いのは、ユーザーの詳しい情報を任意で追加入力することでスコアが変化、数値が上昇する可能性があるということ。どういうことだろうか?

 実際に「J.Score」サイトで確認したところ、「情報の入力状況」は5%に過ぎなかった。ならば、自身のさらなる可能性を期待して、さらなるデータを提供しようではないか。「スコアアップ」のページを開くと「生活」「性格」「ウォレット」「ファイナンス」「プロフィール」「情報連携」の6つのジャンルがあり、それぞれで質問に答えていけばいいようだ。

「スコアアップ」にアクセスすると、6つの項目が表示。それぞれで質問に答えていくと、「AIスコア診断」の結果が変わることも

 例えば「プロフィール」の項目では、仕事や家族、住まい、出身校、資格・語学力について順次答えていく。回答状況はパーセンテージで確認できるので進み具合が一目でわかる。

 ユニークだったのは「性格」の項目ですべての問いに答えると、自身の基本性格が診断されるというもの。ちょっとした遊び心もあるということか。

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 他にも、収入や支出、毎月のローン、お金の使いかたや資産、クレジットカードに関する質問があると思えば、自動車・バイク、ネット、普段の生活、服を買う時には何を重視するのかなど、「自分の可能性にどう関係するのか?」と感じる項目が用意されている。こういった必ずしも重視されなかった情報をAIで分析することで、その人の可能性や信用力を可視化するのが、「AIスコア診断」のユニークかつ優れた点といったところか。

 付加的なサービスとして気になったのは「情報連携」の項目。みずほ銀行の口座や通信キャリアのソフトバンクを利用していて、情報連携に同意すると、それぞれで「AIスコア・レンディング」の金利が0.1%下がる。ユーザーにとっては朗報だ。

 「AIスコア診断」は面白く実用的な面があり調べてみたところ、「J.Score」は国内外のデータ解析コンペティションにおいて入賞実績、海外の政府機関でデータ解析に関する研究経験を持つ、AI/機械学習や分析技術に関してトップレベルの水準であるメンバーのもと、独自のAIスコアとして創り上げているという。

 加えて、さまざまな業界・業種の経験者、みずほ銀行の個人融資審査業務、ソフトバンクの割賦販売における与信モデル構築といった多様なバックグラウンドを持つメンバーともコラボレーション、米国の有力FinTech企業をはじめとする海外の最先端事例・ノウハウを取り入れることでさらなる発展も。常に進化を目指しているのだ。