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いいんだぜ、男が泣いたって。たぶん。【やっと後編】

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第3回・後編】 2012年2月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 承前――、というような言葉を目にすると、これは続きものなのだな。

 という気がしなくもなく、だって後編ってあるもの。と思い、じゃあ前編は、とバックナンバーに目をやるとこれがまたとんでもなく遠いところにあって、何なのよ前編・中編・続中編・続中編IIって。

 と眉をひそめる方もおられるでしょうが、そういうことはあまり気になさってはいけません。コラムは短く簡潔に。脱線せずに読みやすく。というようなことを言われる方も少なからずいる世知辛い世の中ですが、コラムはかくあるべき。なんて決まりはないのです。

 1+1=2です。たぶん。

 この定義は永遠に変わらないだろうと思っていますが、しかし、世の中には1+1を5にも10にもできる人もいます。数学を根本から無視した考えだけど、こりこりに凝り固まった頭の持ち主は、1+1=2であるべき。と言い、5という結果、10という結果を出すことはできません。たぶん。

 それ以前に、1と1を足して5という結果を出すことはできない。と決めてかかってしまうはず。だって、その人には何が何でも1+1は2なんだもの。とても残念なことに、それは自らの手で、自らの“可能性”を潰しているんです。憐れだね。

 さらに悪いことに、そーいった枠に嵌った考え方しかできない人は、自分の“べき論”を人に押しつけがちだったりする。これが厄介極まりない。たとえば、小さな子どもが絵を描く。日記を書く。読書感想文を書く。紙芝居をつくる――、こういったことを初めてやったとします。

 すると、違う違う。絵はそう描くんじゃない。日記はそう書くんじゃない。感想文はこう書くんだ。紙芝居というのはこーいうものだ。と言って、子どもが持っている感性や感受性、自由な発想を押さえつける。

 それどころか剥ぎ取り、自分好みの型に嵌めてしまう。

 のではないかと私なんぞは思ってしまうのだけど、自分の好みややり方を部下に押しつけたがる上司もいます、きっと。やりませんが。でも堪らんぞ、そんなやつが上役だったら。

 新しいもの、いままで誰もやったことのないことというのは、固定観念と既成概念を取っ払った先にあるのです。すでに誰かがやったことを“なぞる”行為を、誰も新しいとは言いません。ものすごく当たり前のことを言ってしまった……、ちょっと恥ずかしかったりして。

 というようなことを前回の“続・中編II”で書いたような気がしなくもないのだけど、自分が何を書いたかなんて全く覚えていない無責任なモノ書きが私です。だって読み返すのもたいへんだしー。誰よ、あんなにクソ長いのを書いたやつ。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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きみは優秀なビジネスマンだ。周囲の信頼は厚く、友だちも多い。そして仲間にも頼られる。が、しかし……、恋人だけがいない。あなたはとても魅力的な女性だ。仕事も頑張って、自分磨きも怠らない。男友だちだってたくさんいるのに……、何故か恋人ができない。いつも元気で、前向きで、どんなことにも興味を持って挑戦する勇気があるのに、恋にだけは臆してしまう。そして、自信をなくしたて落ち込んだり。そんな男女がたくさんいる。イケテルカノジョを恋人にしよう。イケテルカノジョになって、素敵な恋をしよう。ノンフィクションライター降旗学が送る恋愛下手な人たちへの応援コラム。

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