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“エコ”と“技”をマッチング!
「匠の技」を世界につなぐ、ある起業家の挑戦

英日バイリンガルで日本の環境技術を紹介(株式会社エコトワザ)

見山謙一郎 [立教大学AIIC特任准教授/フィールド・デザイン・ネットワークス代表]
【第6回】 2009年1月28日
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 アメリカ合衆国では、「変革」を掲げるオバマ大統領が就任しました。年齢もブッシュ前大統領よりも、ひとまわり若くなり、世代交代が進んだ感があります。

 環境問題にせよ、サブプライムローン問題にせよ、21世紀に入ってから、20世紀の価値観が少しずつ揺らぎ、変わりつつあることを感じますが、今年はこれまで以上に、大きな「変革」が進む1年になるかも知れませんね。そして、世代交代した若い世代のパワーにも期待です!!(オバマ大統領は、私より年長者ですが・・・)

環境問題に関心の高い
現代の若者たち

 仕事柄、私よりもひとまわり若い20代半ばから後半の人たちと話をする機会がありますが、この世代の、環境問題についての関心の高さには、いつも驚かされます。

 それは、就職に対する考え方にも表れていて、企業に就職をしないでいきなりNPOを立ち上げたいと相談に来る若者や、企業の配属希望で事業部門ではなく、いきなりCSR部門を希望する若者などの話をよく見聞きします。

 それが「変革」を求める意識の表れかどうか、見方はさまざまだと思いますが、ただひとつはっきりと言えることは、右肩上がりの経済成長の中で育ってきた我々の世代とは、社会問題に対する関心の高さが明らかに違うということです。

 また、一番多感な時期に「9.11のテロを(直接、間接的に)リアルタイムで体験した」ということが、彼らの“原体験(原点)”となり、大きな影響を与えたことも一因なのだと思います。

「エコ」と「技」をつなぐ
マッチングビジネスへの挑戦

大塚玲奈さん
株式会社エコトワザ 代表取締役 大塚玲奈さん

 2007年に株式会社エコトワザ(*1)を立ち上げた大塚玲奈さん(28)も、そうした「9.11のテロ」をリアルタイムで体験した1人です。

 エコトワザとは、「“エコ”と“技”」のことで、日本の文化に育まれ、「匠の技」とも言える優れた環境技術やアイデアを持つ、国内の中小企業の情報を海外へ発信し、海外の企業へとつなぐ“マッチング・ビジネス”を行なう会社です。

 現在は、春夏秋冬の日本の四季にあわせて3ヶ月ごと年4回、英日バイリンガルで発行される“日本初の小さな環境ビジネスの市場見本市”「エコトワザタイムズ」の出版をベースに、中小企業の海外進出のサポート業務をしています。また、この2月からはウェブ上で「市場見本市」を展開すべく、只今準備中です。

「エコトワザタイムズ」の表紙と見開き
大塚さんたちが発行している「エコトワザタイムズ」(左が表紙/右がページ中面)
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見山謙一郎 [立教大学AIIC特任准教授/フィールド・デザイン・ネットワークス代表]

1967年生まれ、埼玉県出身。90年立教大学法学部を卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。05年立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修了(MBA)。同年10月に三井住友銀行を退職し、Mr.Childrenの桜井和寿等が設立したNPOバンク(ap bank)に理事として参画。09年2月に株式会社フィールド・デザイン・ネットワークスを設立し、代表取締役に就任。企業や金融機関に対する戦略・企画コンサルティングを行う。専門は、循環型(環境)ビジネス、ソーシャルビジネス、BOPビジネス及びファイナンス。立教大学AIIC「立教グラミン・クリエイティブラボ」副所長。多摩大学経営情報学部非常勤講師。
☆ご意見・お問合わせはこちら  ☆Twitterアカウント:ken_miyama


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