爽やかな季節の訪れとともに、“自分自身の演出、鼓舞”を、より意識した装いを心掛けたい。そこで重要な役割を果たすのが腕時計だ。例えば、時計の文字盤の色をシャツやタイと合わせるのは、細部への気配りやセンスを印象づける効果的な手法だ。
 

ワントーンのコーディネートを引き締め、
腕元でさり気なく実力をアピールする


いまやビジネスツールにモバイルデバイスは欠かせなくなった。その一方で愛用のアクセサリーに求めるのは、自分らしさであり、安心感や寛ぎ。時計はそんなビジネスマンの日常に寄り添う存在だ
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 ビジネスにおけるファッションの要諦は、自己主張を抑えつつ、相手にいかに印象づけるかということだ。そこでこれからの季節、ワントーンのコーディネートをお薦めしたい。ベーシックなグレースーツはチェック柄に濃淡のあるブルーをアクセントに入れ、シャツとネクタイは同系のグラデーションでまとめる。またネクタイは本来の小紋柄を大きくあしらうことでトレンドの味付けも忘れない。

 そしてスタイルを完成させるのが腕元の時計だ。例えばハミルトン「ジャズマスター オープンハート」。SSブレスレットとのシャープなコントラストが映えるブルーの文字盤は、オープンスタイルを採用し、精緻なメカニズムをさり気なくアピールする。もちろん見た目だけなく、80時間のロングパワーリザーブを備え、たとえ週末に外していても月曜まで動き続ける実力派だ。調和の取れた安定感に加え、要所を押さえる。それはファッションだけでなく、ビジネスの基本にも通じるのである。SS、ケース径42㎜、5気圧防水、自動巻き。11万9000円(税別)