すんごい仕組みが見つかりました

「最近の日記、もはやムラタが普段何しているのかわからないよね」。社内からもこんな指摘があるくらい、仕事のことをほとんど書いていませんでした。決して仕事をしていなかったわけではなく、「トップシークレット案件を抱えて、書けることがなかった」という優しさ溢れる理解がベストだと思います。

 直近では改訂版と新訳の企画が進んでおり、新訳作品は近いうちに出版できると思っております。古典とまでは呼べないかもしれませんが、原著は20年以上前に出版されています。自己啓発書の原点と言っても過言ではなく、ぜひ手に取っていただければと思います。

 詳細が決まって進捗がありましたら、この場を利用して辟易するくらい宣伝させていただきますので、生温かい目で見守っていてください。

 さて、すでに大きな反響を呼んでいる作品でもありますが、『人を助けるすんごい仕組み』が売れています。著者の西條剛央さんは、早稲田大学大学院の専任講師であり、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の代表という異色の経歴の持ち主です。

 被災地で発生する必要物資と支援物資が適合しないケースは、阪神大震災のころも取り上げられていた問題です。阪神のみならず、国内外で発生した大規模震災では常に課題となっていました。

 機会があり、学生時代に少しだけ調べたことがあるのですが、余分なスペースなどなく、運送手段も限られている被災地にとって、不要なものが送られてくることは善意でもなんでなく、ただの迷惑にしかならないというのが現実です。

 長年解決の糸口を見つけられていなかったこの問題に立ち向かい、最高のマッチングシステムに取り組んだのが、『人を助けるすんごい仕組み』の著者である西條さんです。個人の魅力だけでなく、極めて再現性の高い“仕組み”によって課題を解決した西條さんの作品、ぜひ手に取ってみてください。

 流行をつくるのではなく、流行に乗ることを決めたこの日記。来週のテーマ、どしどしお待ちしております。

今週の気づきと来週以降のテーマ
・優しさに甘えない強さを身につける
・仕事はちゃんとしています
・日記のテーマを募集中

(本連載は毎週水曜日更新です。「最近の日記、もはやムラタが普段何しているのかわからないよね」という指摘、胸に沁みますね。僕らは、何をしてるんだろう?)