世界投資へのパスポート
2018年3月12日公開(2018年3月13日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

米国市場で「ナスダック指数」が新高値をつけたのは
「ゴールディロックス経済」への期待から! 今は
動きの良い「ネット株」や「ハイテク株」に乗ろう!

先週の株式市場は
主要3指数がそろって上昇

 先週の米国株式市場は、週間ベースでダウ工業株価平均指数(NYダウ)が+3.24%、S&P500指数が+3.53%、ナスダック総合指数が+4.15%上昇しました。この結果、ナスダック総合指数は新高値をつけています。1月末から起きた株価急落後、日経平均株価がグズグズしているのとは対照的に、米国株は復活の兆しを見せていると言えるでしょう。

■ナスダック総合指数チャート/日足・6カ月
ナスダック総合指数チャート/日足・6カ月ナスダック総合指数チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

先週の雇用統計では
「賃上げプレッシャーなき雇用の拡大」が印象づけられる

 とりわけ先週金曜日に株式市場が急伸した理由は、雇用統計の内容が2つの観点から良かったことによります。まず、非農業部門雇用者数が予想20.5万人に対して31.3万人と強かったことが指摘できます。

 それと同じくらい重要だったポイントとして、平均時給が前月比+4セントにとどまった点が指摘できます。

 なお、過去の数字、具体的には2017年12月が+11セントから+10セントへ、2018年1月が+9セントから+7セントへと下方修正されているのも見逃せません。

 投資家は、「景気拡大局面が長く続いているので、そろそろ雇用市場が引き締まり、賃金上昇プレッシャーが出るのでは?」と懸念していました。22月に入ってからのニューヨーク株式市場の急落は、まさしくそのような懸念が引き金となったことは皆さんの記憶に新しいと思います。

 しかし今回の発表で、それは杞憂(きゆう)に終わったことが確認されたわけです。

 その一方で、非農業部門雇用者数そのものは力強く伸びているわけですから、「賃上げプレッシャーなき雇用の拡大」が印象付けられたというわけです。

米国10年債利回りの上昇が一段落し
株式の上昇を後押し

 一方、米国10年債利回りは、今年に入ってからの急上昇のペースが衰えたように見えます。

■米国10年債利回りチャート/日足・6カ月
米国10年債利回りチャート/日足・6カ月米国10年債利回りチャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 金利上昇は株式にとってマイナスなので、金利上昇に歯止めがかかったということは、株式にとって良いニュースです

企業業績は良好で
2008年以来の過去最高水準に!

 一方、企業業績は素晴らしいです。

 先週までにS&P500採用企業の99%が2017年第4四半期の決算発表を終えているのですが、そのうち実に73%の企業が一株当たり利益(EPS)でポジティブ・サプライズを出しました。

 また77%の企業が売上高でポジティブ・サプライズを出しました。売上高でこれほど沢山の企業がポジティブ・サプライズを出したのは調査会社ファクトセットが2008年に調査を開始して以来で、過去最高の数字でした。

 先週金曜日のS&P500指数の終値2786.57を2018年の予想EPSである158.07で割ると株価収益率は17.63倍になります。

 過去5年間の平均が16倍、過去10年間の平均が14.3倍であることを考えると、ニューヨーク株式市場はちょっと割高だけれど、許容できないほどのべらぼうなバリュエーションではないことがわかります。

現在は、好景気だけど過熱しすぎてはいない
「ゴールディロックス経済」の状態

 「ゴールディロックス」とは、童話『ゴールディロックスと三匹のクマ』に出てくる主人公の金髪娘の名前です。

 ゴールディロックスは、クマの家族が外出中にクマの家に行き、お粥(かゆ)をこっそり食べます。三つの御椀(おわん)の中のお粥を食べ比べてみると、「熱すぎるもの」、「冷たすぎるもの」、「ちょうど良いもの」がありました。

 この、熱すぎもせず、冷たすぎもせず、ちょうど良い加減のことを株式市場の参加者は「ゴールディロックス経済」と形容します

 現在は、好景気だけれど、過熱しすぎてインフレ懸念を誘発するほどではない「ゴールディロックス経済」の状態であることが、先週の雇用統計で印象付けられたのです。

【今週のまとめ】
今は強気のスタンスを崩さず
動きの良いネット株やハイテク株に乗るのが正解!

 先週発表の雇用統計では、非農業部門雇用者数は力強く伸びましたが、賃金上昇プレッシャーは感じさせませんでした。2月に入ってからの株式市場の急落は、賃金インフレへの懸念が引き金でしたが、それが杞憂であったことが確認されたのです。

 折から金利は安定しているし、企業業績は絶好調です。株式市場のバリュエーションはリーズナブルです。つまり今は強気のスタンスを崩すべきではないのです。

 主要株価指数の中でいち早くナスダック総合指数が新高値を取ったことからもわかるように、いまはネット株やハイテク株の動きが良いです。従って動きの良いそれらの株に素直に乗る戦略が良いと思います

【今週のピックアップ記事!】
「外国人持ち株比率」が高い、業績好調な大型株をスクリーニングで抽出! 株価にまだ出遅れ感のある「スタートトゥデイ」と「LIXILグループ」に注目!
DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い! 大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説!
【2018年6月1日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。また「トレードステーション米国株 スマートフォン」なら、高機能チャートなど、多彩な機能を活用しながらスマホアプリから米国株の取引が可能! 現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1400銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル

注)2017年9月25日現地約定分からの手数料
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr


ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2018]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2018年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説! 楽天カードはクレジットカード、楽天ポイントカード、電子マネーの楽天Edyの3つの機能を1枚に集約した三位一体型カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

サラリーマンが
株で1億円作ったワザ
人気の株500激辛診断

8月号6月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

 

サラリーマン1億円を作った(秘)ワザ】

メディア初登場多数
サラリーマンが株で1億円作ったワザ
会社員億超えしたワザ 
1億円到達目前の人のワザ
年金悠々自適の人のワザ
桐谷さんが優待株で3億円を築くまで

人気の株500+Jリート14激辛診断
・2018年後半に勝機をつかむ5大ランキング
10万円株7+高配当株7+株主優待株7
人気大型株371[東証1部&東証2部]
プロ100人がズバリ! 日本株&為替 大予測

今の株価が割安か割高かを一発判定!
日経平均の理論株価は2万2654円
・上場全3697銘柄の最新理論株価

●高配当型より圧倒的に好成績
米国成長乗る狙いめ投信

<別冊付録>ふるさと納税少額寄附でもらえる品
3000円5000円も豪華なモノが! 
・ふるさと納税1万円未満でもらえる返礼品

●一緒に月1万円の「投資」を始めよう! 
●勝谷誠彦の自腹で1000万円「株」投資日記
●株入門マンガ恋する株式相場!

 


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング