赤ワインで心疾患は予防できる?食事健康法のウソ・ホント写真はイメージです

「朝食は和食派」「野菜から先に食べる」など、健康やダイエットのために“食べ方”を意識している人は多いだろう。しかし、ネットやテレビで紹介されている健康や食事の情報がすべて正しいとは限らない。中には体に逆効果となってしまう食事法も含まれているのだ。『体を悪くする やってはいけない食べ方』(青春出版社)では、管理栄養士の望月理恵子氏が実は間違っている食べ方を1つひとつ丁寧に解説する。

「朝食は健康的に和食」は、実はNG!

 温かいご飯に味噌汁、納豆や生卵…おなじみの和定食は私たち日本人にとって理想の朝ごはんメニューだ。洋食よりも健康的なイメージが強く、「朝食は体のためにも和食!」と決めている人も多いだろう。

 しかし、実は朝食に和食はおすすめできないと望月氏はいう。その答えは「塩分」だ。味噌や醤油を使う和食は、洋食に比べるとどうしても塩分が高くなる傾向にある。さらに、干物や漬物には保存をきかせるために塩を用いている食品も多い。いまは“減塩タイプ”の商品も増えているとはいえ、それでも気づかないうちに塩分過剰になりがちなのだ。

 最近では調理の際に、塩分のとりすぎに気をつかって塩の量を減らす人が増えているようだ。しかし、むしろ注意してほしいのは味噌と醤油。日本人は塩分摂取の60%以上を味噌と醤油でとっているため、これらを使う限り減塩はなかなか難しい。