<3150> グリムス - -
グリムス<3150>は、一般家庭から工場、オフィス等の幅広い顧客を対象に、高圧から低圧まですべての電力種別の領域で、エネルギーに関する幅広い商品・サービスを提供している。2018年3月期第3四半期累計の連結業績は、売上高6,552百万円(前年同期比17.5%増)、営業利益809百万円(同28.4%増)と、大幅な増収増益を記録した。セグメント別には主力部門のエネルギーコストソリューション事業が各種省エネ設備のセット販売やクロスセル、電力料金削減のための電力取次手数料が好調であったことや、スマートハウスプロジェクト事業ではハウスメーカーとの提携販売や塗装・リフォームなどの外注工事が堅調に推移したことなどが好決算につながった。また、小売電気事業でも、既存客を対象に電力小売を推進し、増収増益に貢献した。以上から、売上高営業利益率は2017年3月期の10.6%から12.4%に上昇した。自己資本比率は54.5%、また流動比率も254.2%と高く、財務の健全性は高い。年度換算したROEも23.6%と収益性が高く、前期の18.8%からさらに上昇している。第3四半期までの好業績を受けて、同社では2018年3月期通期の業績予想を上方修正した。新予想では、売上高8,970百万円(前期比26.2%増)、営業利益1,000百万円(同33.0%増)とし、5期連続の増収増益決算を予想している