発音のスキルが上がれば、おのずとリスニング力も上がる

 リスニング力もシャドーウィングを実践する中でかなり上達していきます。拙著『純ジャパの僕が10ヵ国語を話せた 世界一シンプルな外国語勉強法』でもお伝えしましたが、“聞く”ためには“正しく発音できる”ことが重要です。

 初期段階で相手の言葉をリスニングできないケースとしては、「発音が聞き取れない」「知らない単語・表現が使われている」という2つの理由があげられます。そして、このどちらの原因も、自分が話せない(知らない・正しく発音できない)ことに帰着します。

 これは日本語でも同様です。たとえば、ビジネスでは「お手すきの際に」という言葉をよく使いますが、これを小学生の子どもが聞いて「お手すき」という言葉を聞き取り、理解することができるでしょうか? おそらく頭に「?」が浮かぶはずです。それが母国語であっても、知らない・理解していない単語・表現は聞き取れないものなのです。

 こうした観点からも、シャドーウィングで正しい発音やイントネーションを身につけることで、リスニング力も爆発的なスピードで成長していくといえるのです。ぜひ、実践してみてください。