iDeCoに加入したばかりに引っ越し費用に窮した意識高い系公務員の悲劇写真はイメージです

お得な制度を使わない手はないと
すぐさまiDeCoに加入した公務員

「掛け金が全額所得控除されるなんて、こんなお得な制度を使わない手はないですよ」

 そんな風に語るのは、公務員のGさん(39歳)。2017年1月に、公務員も個人型確定拠出年金(iDeCo)を利用できるようになり、早速、利用を始めた人の一人です。

 安定収入を求め、公務員になって5年。それまでは、民間企業に勤めていました。勤め始めは、ちょうど日本にも確定拠出年金(401k)が導入されたころ。勤め始め当初から401kを利用してきましたが、公務員になると同時に利用できなくなり、新たな掛け金は出せないものの運用だけを行う「運用指図者」として、300万円ほど保有していました。

 それが、所得控除までできる個人型のiDeCoを活用できるようになったので、非常に“お得感”を持っていたのです。

 早速、加入手続きをし、拠出していた300万円も移管して、iDeCoの上限額、月に1万2000円を掛け金として拠出してくことにしました。「退職金とiDeCoとで老後資金は心配はない」といった安心感もありました。