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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【ディープ・パープル
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」】
ロック史上最も有名な火事の記憶を刻む

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第23回】 2012年3月8日
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 何事にも“きっかけ”というものがあります。

 日常の些細な出来事にも、何かしら“きっかけ”はあるし、何か特別なことにも“きっかけ”はあるものです。そして、素晴らしい出来事や歴史に残る出来事の“きっかけ”が全くの偶然から始まった、ということもあります。そこらへんが人生の機微というものかもしれません。

 そこで、その偶然の“きっかけ”が凄い出来事につながる、ということを改めて考えてみます。

 例えば、アルキメデス。

 神殿に捧げる黄金の王冠に混じり物が入っていないかどうかを調べるよう依頼されました。なかなか妙案がなく、四六時中、どうやって調べるかを考えていました。そんな或る日、入浴中に、湯船に漬かると、水が押し出される様子を見て、閃いたのです。「ユーレカ(Eureka=わかったぞ)」と叫んで、素っ裸のまま飛び出し難題を解決した、という逸話が残っています。アルキメデスの原理の発見です。

 偶然の“きっかけ”は、偶然のように見えますが、実は、完全なる偶然という訳ではないのかもしれません。十分な積み重ねがあればこそ、偶然の出来事が偉大な発見や発明の“きっかけ”になる、ということなのでしょう。

 と、言う訳で、今週の音盤はディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」です(写真)。

 世界中のエレキギターを弾いたことのある人で、この曲を知らない人は皆無ではないか、と言いたくなるハードロックの名曲です。そして、この曲の誕生の“きっかけ”には、なかなかのドラマがあったのです。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


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ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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