世界最大の電気街、深センの華強北に変化が現れている。路面店の1Fに、ショッピングモールに入っていてもおかしくないようなブランド品の店舗が現れるようになり、その数は今も増え続けている。下請けで技術を蓄積し、インターネットマーケティングを行い、自社ブランドで勝負する会社が増えてきている。(メイカーフェア深セン/シンガポール 高須正和)

段ボールが店頭に積まれた昔ながらの卸売り店(左)の中に、「ICARER」という自社ブランドのロゴが掲げられた右写真のようなデザインされたショップが現れつつある

深セン電気街に生まれつつある
自主ブランドショップ

 世界最大の電気街、深センの華強北に変化が現れている。全体的にはよく知られている電子部品卸売りの街であることは間違いないのだが、その中に時折、ショッピングモールに入っていてもおかしくないようなブランド品の店舗が現れるようになり、その数は今も増え続けている。

 ビル全体としてはこれまでどおり電子部品卸売りが中心なので、ダンボールが山積みになっている旧来の店舗群の中に、店全体がデザインされたきれいなショップが唐突に現れるのはなんとも奇妙な感じだ。

 華強北は秋葉原のラジオ会館をモデルに、深センで製造されているあらゆるものの部品が売られている街として始まった。例えばスマートフォンを製造しようと思ったときに、カメラ、バッテリー、筐体、センサー、LCD画面、タッチパネルなどすべてをこの街だけで揃えることができる、世界最大の電子部品卸売りだ。