このように、各ステージにかかる時間は業界や仕事の特性によって異なります。しかしここでお伝えしたいことは、どんな企業にも一般社員には必ず4つのステージがあり、各ステージで求められる役割や、その段階で学び身につけるべきことは業界や仕事の特性を越えて共通性が高いということなのです。そして、「ものさし」として使うことによって、マネジャーは部下の力量を見極め、部下にフィットした育成ができるようになるのです。

問題は、成長そのものが止まってしまうこと

 問題は、1.から4.のステージまで着実に成長してくる部下と、どこかのステージで成長が止まってしまう(ときにはそこで会社を辞めてしまう)部下が存在するということです。

 部下が成長していくことは部下本人だけの責任というわけではありません。マネジャーがうまく関与できるかどうかによっても、部下の成長は左右されます。

  明日は、新人やベテラン社員それぞれに、具体的にどのような言葉がけを行えば、ちゃんと成長するのかについて説明します。


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