協力/ワインオーストラリア

最近、話題のオーストラリアワインを口にすると、以前とはイメージが大きく異なる。その進化のほどをこの目で確かるため、12年ぶりにオーストラリアへと飛んだ。オーストラリア最南端のワイン産地は、本土から240キロ彼方の島・タスマニア。冷涼気候を生かしたシャルドネ、ピノ・ノワール、スパークリングはどれも秀逸。取材願望を大いにそそられる。

タスマニアのワインを存分に堪能

 今回、バス海峡を越えてタスマニア島へと渡ることはできなかったが、代わりに生産者の方からわざわざメルボルンまでやって来て、自分たちの産地とワインを紹介してくれた。説明にあたってくれたのは、「ジョゼフ・クローミー」のチーフワインメーカー、ジェレミー・ディニーンさんだ。

解説をしてくれたジェレミーさんがワインメーカーを務めるジョゼフ・クローミーのピノ

 タスマニア島はオーストラリア本土から240キロ南、南緯41~45度の位置にあるオーストラリア最南端のワイン産地である。 

 1848年、この国で二番目にブドウが植えられた土地というのは意外だった。しかしヤラ・ヴァレーやアデレード・ヒルズ同様、一旦はすべて引き抜かれ、ブドウ栽培が再開されたのは1950年代になってからという。