侵入の検出から通知までは
30分以内

 エフセキュアのリージョナルディレクター、キース・マーティン氏は、「当社はサイバーセキュリティーの分野で30年の実績があり、サイバー犯罪に関しては欧州の警察当局に最大限協力しており、技術的な信頼性も高い。何より欧州の情報保護規制に関して熟知していることが強みになります。日本においてはサイバーセキュリティーの戦略的パートナーであるクロス・ヘッドさまと共に、EUで実績のあるGDPRセキュリティーサービスを展開してまいります」と語る。

ポーランドにあるエフセキュアRDSセンター。ここでビッグデータ分析と連携した侵入検出の監視分析が行われている

 その一つがRDS(Rapid Detection Service)という侵入検出サービスだ。「これは、組織内の怪しい動きをエンドポイントセンサーとネットワークデコイセンサーによって見張り、ビッグデータ分析やエフセキュアのコンサルタントによる有人監視によって、外部侵入を特定し検出するというものです」(マーティン氏)。侵入の検出から通知までは30分以内というスピードを誇るという。GDPRではデータ侵害から72時間以内に監督機関に対し通知しなければならないため、この迅速化が優位性となる。

クロス・ヘッド側のセキュリティー運用センター。RDSセンターと連携した日本企業向けのサービスが提供される