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不況下で明暗分かれる外食チェーン
低価格だけではない「勝ち組の新常識」

2009年4月16日
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 あなたは、一回の昼食にいくらおカネをかけるだろうか?

 GE Moneyが発表した「サラリーマンの小遣い調査」によれば、サラリーマンの平均的な昼食代は年々減り続けており、2008年時点ではわずか570円に過ぎないという(集計対象は、20~50代のサラリーマン500人)。

 「思いのほか少ない! それではロクなものを食べられないではないか」と驚く人も多いだろう。しかし、それが世の中の現実なのだ。

 外食費の減少傾向は、不況で消費が低迷している日本のオフィス街において、ますます強まっている。

 そんなご時世だから、世の外食チェーンは到底無傷ではいられない。日本フードサービス協会が発表した09年2月の統計によると、外食産業全体の全店売上高は対前年同月比で2%、店舗数は同0.2%、利用客数は同3.2%も減っているという。

 昨年前半の物価高騰時に値上げが相次いだぶん、中期的に見れば客単価は減っていないものの、彼らの苦境ぶりは深刻だ。

 しかしそんななか、ここに来て意外な快進撃を続けているのが、ファーストフード店である。その理由は、「ワンコインで食事ができるリーズナブルさに、低価格志向のお客が飛びついている」ことに他ならない。

 実際、今年2月におけるファーストフード全体の売上高は、前年同月と比べて2.5%もアップしている。売上減に悩むファミリーレストラン(同▲6.0%)、パブレストラン・居酒屋(同▲6.2%)、ディナーレストラン(同▲10.8%)、喫茶(同▲4.4%)などと比べれば、その好調ぶりが突出していることがわかるだろう。

 特に盛り上がっているのが、“格安フードの代名詞”とも言うべきハンバーガーショップだ。

 最大手の「マクドナルド」(日本マクドナルドホールディングス)は、その代表例。08年12月期通期は、売上高が対前年比約3%増、営業利益が約17%増と、不況にもかかわらず増収増益を続けている。

 今年に入ってからも勢いは止まらず、3月度の月間全店売上高は、1971年に創業して以来の最高記録を更新したほど。これは、「店頭メニューの最低価格帯が100円台」と格安なこともさることながら、昨年末に通常の2.5倍の牛肉を使用した「クォーターパウンダー」が発売されて、大人気商品となった影響も大きい。

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