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デザイナーを辞め、地元にUターン
第二の人生は甘くなかった飲食店経営者

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]
【第13回】

40歳でデザイン会社を早期退職した
飲食店経営者Kさん(45歳)

 Kさんの地元は北関東の地方都市。青年会が数年前に町おこしではじめた焼きそばが全国区になり、Kさんが高校まで過ごした地元は活気づいていた。それを見て、Kさんは、デザイナーを辞めて飲食店を地元で開店することを決めた。愚痴一つ聞いたことがない両親が、70歳を過ぎて急にあちこち痛いと電話で訴えてきたことも背中を押した。

デザイナーとして一線で働いてきた

 美術大学のグラフィックデザイン科を卒業して、東京の大手印刷会社の制作部でデザイナーとして働いていた。その後、大学の先輩に引き抜かれて、デザイン会社に転職した。

 転職した当初は、慣れないパソコンでのデザインに苦戦した。しかし他社より早くパソコンを取り入れ、販促物のデザインを請け負うようになると、仕事が数多く舞い込んだ。

 写植とは違い、値段やデザインの変更にすぐに対応できる。小回りがきくデザイン事務所としてコンビニエンスストアやスーパーマーケットの本部、全国のデパートから毎日のようにオーダーのファックスがきた。当初は棚に貼るPOPが多かったがそのうち、チラシも請け負うようになった。

 「大売り出し」「半額セール」「大決算市」「お買い得市」「決算大セール」「お客様感謝デー」……。ありとあらゆるバーゲンのチラシを作った。締切前には事務所で徹夜作業だった。マウスをもったままモニターの前で気を失うように寝てしまった夜は数えきれない。

 そしてKさんはある夜、子どもに「パパ、うちの小学校の参観日に一度も来てくれないね。お友達のパパは日曜日のときは来てくれているよ」と言われた。

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市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


気はやさしくて胃痛持ち

失われた20年と呼ばれる日本経済。そんな長い停滞のなかをがむしゃらに、ひたむきに日々の仕事・生活を生きてきたビジネスマンたち。さまざまなストレスに耐えてきたカラダもそろそろ注意信号を出す頃。いろんな職場のいろんなビジネスマンのいろんな悩みと不調を少し悲しく少しおかしく紹介します。

「気はやさしくて胃痛持ち」

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