若い部下とのギャップを気にして事務的に接しすぎた課長の失敗

新入社員の入社や、人事異動が多いこの時期、職場における「世代間ギャップ」を感じる場面も増えます。部下が何を考えているのか、何を言いたいのか理解できないといった悩みを抱える管理職の方は、少なくないのではないでしょうか。「管理職養成講座」7回目は、管理職の皆さんに、ぜひ意識していただきたい「若い世代の感情」についてお伝えします。(MICA COCORO代表 産業カウンセラー 宮本実果)

事務的な話が中心の課長
不満をためる部下

 大手メーカーの本社に勤務するKさん(45歳男性)は、経理部の課長です。真面目な性格で、入社以来、言われたことは完璧にこなし、上司からはとても信頼されています。

 また、会社の方針を守り、部下全員に残業させないことを目標に、「業務効率」を重視し、無駄な時間を省くことにも熱心です。そのため、部下とのコミュニケーションも事務的な会話が多く、常に「事実確認」を中心としたものとなっています。

 ところが、最近になって、部下Yさん(23歳女性)の勤務態度がよくない傾向にあると思うようになりました。原因は、先日の会話によるYさんが感じた不満のようです。いったいどんな会話をしたのでしょうか。