商談がスタートすれば机の上に置き、内容を書き込んだりする。

 お客様から常に見られている持ち物である。仮にあなたの担当の営業マンが安っぽい手帳を使っていたらどうだろう?

 その手帳を見て《この人に任せて大丈夫だろうか……》と不安になるはずだ。

手帳によって
チャンスを逃すことも…

 以前、投資用マンションの営業マンと打ち合わせした時のこと。

 その営業マンは胸ポケットに入る小さいサイズの手帳を使っていた。実際胸ポケットに入れており、角が汚く折れている。その手帳に書き込む姿を見て《この人と真面目な話はできないなぁ……》と思ってしまった。

 じっくり話をすれば、実力はあるのかもしれないが、どうしても話を進める気にならなかった。

 この営業マンは、手帳によって契約のチャンスを逃したことになる。たかが手帳であるが、されど手帳なのである。

 私自身もダメ営業マン時代は手帳を気にしたことなど一度もなかった。

 お客様の前で何のためらいもなく安物の手帳を使っていたものだ。それも飲食店でポイントがたまるともらえる、キャラクターが印刷された手帳である。

 当時はそれが欲しくて無理して食べてポイントをためたこともある。とても使いやすかったが、キャラクター入りの粗品の手帳では、お客様にいい印象をもらってもらえるわけがない。それだけがすべての原因ではないが、成績は常に最下位を行ったり来たりしていた。