(2)1週間の疲れ度合を想定して日程を固める
 若いときは体力があるので気になりませんが、年齢とともに確実に疲労はたまりやすくなります。

 私は30代前半の頃、事業再生のプロジェクトに携わっていました。1日の睡眠時間は2時間程度。体力があり余っていたので普通に仕事ができている感覚でしたが、曜日が進むにつれスピードや質は確実に落ちていきました。体力的に大丈夫でも、徐々に疲労はたまります。考える仕事は午前中、金曜の午後一番は簡単な事務作業と、メリハリをつけて仕事を固めておくのが得策です。

(3)その日の「気分」を想定して予定を固める
 苦手な相手との打ち合わせ、ストレスのかかる会議の前は気が重くなります。そうした予定は固めず、「気分が乗る/乗らない」の視点で、気分転換できる予定を差し込みましょう。

 週の真ん中と終わりにあたる水曜や金曜に「おいしいランチを食べに行く」「趣味の時間を確保する」「予定を入れて直帰する」など、楽しい予定を入れるのもオススメです。その時間を楽しむために、事前にやるべきことはやっておこうという気持ちになり、集中力だけでなく生産性もモチベーションも上がります。

■参考記事
「5万人のリストラ」から見えた万年平社員の共通点とは?