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しみったれるなよ。人生も、金も【後編】

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第6回・後編】 2012年3月23日
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 承前――、という単語を見るにつけ、嗚呼、やっぱりこれって連載だったのか。
  と深くため息をついてしまう私です。やっぱり連載なんだな、これ。

 すると、書けな~いとか書きたくな~いと逃げまわったところで、一週間もすれば情け無用に〆切という魔の時間がやってきて、そーか。話を途中で終わらせて、続きは後編で。とかやるからすぐ次の〆切がやってくるのか。

 と思ったけれど、一話完結にしても瞬く間に〆切というものはやってくるので、とっとと原稿を書けということです。〆切……、この世で四〇番目くらいに嫌いな言葉かもしれない。どんだけ嫌いな言葉があるんだ、とツッコまないよーに。

 春分の日、外はものすごくいい天気だったのに、どーして私だけ部屋にこもって原稿に向かわなきゃいけないんだろう。家内なんて私を置いてさっさと遊びに行っちゃうし。お友だちと食事して帰るから何かテキトーに食べてねとかメール寄越すし。

 ふざけるなッ、何がテキトーにだ。うちの冷蔵庫にはキャビアとフォアグラしか残ってないじゃないか。と憤ってみたところで意味がないから寿司でも取るか。私ひとりだから特上だな。むふふ。と電話してみたらお寿司屋さんまでお休みだしー。

 しょーがないからパスタで済ませたのだけど、しかし、どーして私だけ祝日に遊べないのだ。日本人ならこの日は休んでいいはずなのに。

 答え。平日に遊んでばっかりいたから。前のパラグラフに明らかな見栄が含まれていますが、あまりお気になさらないでください。

 というわけで、独身でひとり暮らしのあなたは、週に何回、先輩や上司に誘われて食事をしたり、飲みに行きますか。そして、あなたは週に何回、ひとりで晩ご飯を食べていますか――?

 というようなことを訊いて中編が終わったような気がします。

 同僚とのつきあいというのは、勤めている会社の規模や配属部署によって変わってくるものだけど、たとえば外資系などだと、終業後のつきあいはあまりないんだそうですね。

 学生時代の友人がメーカーから外資に転職して、そーしたら外国人の上司も同僚もみんな家族との時間や自分のアフター5を大事にするものだから、ブレックファーストミーティングとランチ・オン・ビジネス以外で上司と食事をすることが滅多になく、とても楽だと言ってました。友人の場合はアフター10なのですが。

 逆に、日本企業に勤める外国人に訊くと、日本のアフター5に驚き、感動もする人が多い。彼らが何よりも驚いたのは、社員全員で花見に出かけたり、家族参加で部署対抗の運動会があったり、慰安旅行をすることでした。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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きみは優秀なビジネスマンだ。周囲の信頼は厚く、友だちも多い。そして仲間にも頼られる。が、しかし……、恋人だけがいない。あなたはとても魅力的な女性だ。仕事も頑張って、自分磨きも怠らない。男友だちだってたくさんいるのに……、何故か恋人ができない。いつも元気で、前向きで、どんなことにも興味を持って挑戦する勇気があるのに、恋にだけは臆してしまう。そして、自信をなくしたて落ち込んだり。そんな男女がたくさんいる。イケテルカノジョを恋人にしよう。イケテルカノジョになって、素敵な恋をしよう。ノンフィクションライター降旗学が送る恋愛下手な人たちへの応援コラム。

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