4月13日、安川電機など好決算を発表した銘柄に対し、マーケットは鈍い反応を示している。写真は東証のブース、2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 13日 ロイター] - 安川電機など好決算を発表した銘柄に対し、マーケットは鈍い反応を示している。株価の上値を抑えているのは、円高や貿易戦争への懸念だ。自動化や省力化投資への需要は政治的な変化に左右されないとの見方もあるが、マクロ的な警戒感が重しとなり、これから相次ぐ3月期決算発表を通じた株高への期待感が高まりにくい状況となっている。

円高への強い警戒感

 13日の東京株式市場で、安川電機は最初こそ買い気配で始まったものの、初値を付けた後すぐに失速。終値は1.58%安とマイナスで引けた。

 同社の2019年2月期業績予想は売上高、利益ともに過去最高を更新する見通し。もともと好業績が予想されていただけにサプライズはなかったが、それでも「ややポジティブな印象」(野村証券の12日付リポート)との声が市場では出ている。

 好業績の発表後に利益確定売りが出ることもよくあるが、同社の株価は1月18日の年初来高値から前日12日終値までに約22%下落していた。予想株価収益率(PER)は約24倍と高いが、好業績銘柄の中では特に高いレベルではない。

 ネガティブに受け止められたポイントの1つは、想定為替レートだ。同社は今期、1ドル105円で設定。足元の実勢が107円後半であるため円安効果による業績上積み期待が出そうなものだが、市場では100円程度までの円高進行に対し、根強い警戒感があるという。