加熱式たばこで出遅れたJTは、9月に「プルームテック」を全国販売し、年末以降に2種類の新製品の投入で市場での巻き返しを狙う。反撃ののろしを上げたJTの寺畠正道社長が語る戦略とは――。『週刊ダイヤモンド』4月21日号の第2特集「白熱!加熱式たばこ」に掲載したインタビューのロングバージョンをお届けする。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 山本 輝)

加熱式では出遅れも
カテゴリーシェア40%が今の目標

――9月のプルームテック全国販売で、加熱式たばこでようやく本格的な三つどもえの戦いが始まります。

てらばたけ・まさみち/1989年京都大学卒業後、JTに入社。2008年経営企画部長、11年執行役員、13年JTインターナショナル副社長を経て、18年より現職 Photo by Kazutoshi Sumitomo

 加熱式では少し出遅れた感があり、今年からしっかり反転攻勢をかける。2020年末までにカテゴリーシェア40%というのが今の目標です。

 シガレット(紙巻きたばこ)市場は対前年比で10%以上減っていますが、加熱式は日本で勢いよく成長している。たばこ市場全体における加熱式のシェアは17年通期で全体の12%ぐらい、17年末では18%ぐらい。シガレット市場が縮小する中で、加熱式にしっかり参入してシェアを取っていくのは急務です。

――シェア40%は、なかなか高い目標です。

 私としては十分達成可能な数字だと考えています。

 一番リードしている会社(編集部注:フィリップ・モリス・インターナショナル)が、ここまで大体2年間で13%ぐらいの市場(たばこ全体)を取りました。