皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 先週3月21日、北京に帰って(?)きました。去年も同じ3月21日に北京を訪れたんですが、今年は1年前と違ってとてものどかで平和です。

 去年、中国に降り立ったのは地震・津波・原発事故から10日後。AHRP(AsianHumanResourceProject)の説明会でも、「日本は大丈夫か?もうダメなんじゃないか!」、内定者も「親に日本行きを大反対されています。放射能は大丈夫でしょうか?」と、こちらでも大騒ぎでした。

 1988年にリクルート事件が勃発した時のリクルートの採用とすごく似た状況でしたね。当時も状況を正しく理解していなかったものの、「大丈夫!大丈夫!みんな元気に頑張っている!親には安心してと伝えてあげて!ところでキミは不安に思ってないのか?大丈夫か!」などと、内定者フォローをしていたことを思いだしました。20年の時を超えて、同じようなことをやってましたよ(笑)

 それに比べれば、今年の北京は平和です。毎日20名ほど面接していますが、こちらの就職戦線は、冬の大学院生から学部生に移ってきています。

 さて、日本では明後日4月1日から、いよいよ経団連の倫理憲章によるところの2013年卒「選考開始」ですね。先週までは2012年卒、最後の「追い込み就活」の模様をルポしていましたが、2013年卒採用もいよいよ本番を迎えます。

 そんな本番を迎えるに当たり、「就活生や企業へのアドバイスを!」と編集部にリクエストがありました。

 何度も何度も同じことを言っているので、なんら目新しいアドバイスはありません。でも、きっと忘れている方もいるでしょうから、改めてまとめてみますね。

4月1日、“不合格の嵐”に直面するキミへ
原因追究せず、早々に次へ目を向けよう

 4月1日になると、エントリーシート提出済み企業やテストが終了した企業から「選考の案内」が送られてきます。と同時に、案内が来ない、あるいは不合格通知が来ることになります。人によっては、“不合格の嵐”に直面するわけです。