中国が国内半導体産業の発展を加速させる構え4月20日、中国が国内半導体産業の発展を加速させる構えだ。写真は半導体を埋め込む研究者。北京で2016年2月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[北京 20日 ロイター] - 中国が国内半導体産業の発展を加速させる構えだ。半導体の国産化はかねての重要目標にもかかわらず進展が遅く、米中貿易摩擦を背景に、米国との差を縮めることが喫緊の課題に浮上してきた。

 関係筋2人によると、海外半導体企業の買収が最近相次いで阻止されたこともあり、中国の高官は焦りの色を濃くしている。

 ロイターは19日、米国との貿易摩擦の高まりに対応し、中国政府高官らがこの週に半導体市場発展の加速化について協議したと報じた。

 中国は製造業発展の道程を示す「メード・イン・チャイナ2025」で半導体開発を柱の1つに据え、25年までに国内で使う半導体の40%以上を国産とする目標を掲げている。

 しかし業界筋によると、中国の半導体メーカーは目標の達成に苦心している。

 中国政府系投資ファンドは半導体試験装置を手掛ける米エクセラの買収を計画したが、対米外国投資委員会(CFIUS)が2月に阻止。昨年は中国ファンドによる米半導体メーカー、ラティス・セミコンダクターの買収も米政府により阻止された。

 あるサプライヤーは「以前は、技術開発は容易、あるいは海外から入手できると考えられていたが、そうではないことが分かった」と語る。