「決断」は、10秒以内

作家 本田健(ほんだ・けん)
経営コンサルタント、投資家を経て、育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。著書は、100万部を突破した『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)など、著書は130冊以上、累計発行部数は700万部を突破している。2017年にはアメリカの出版社Simon & Schuster社と契約。初の英語での書下ろしになる著書はヨーロッパ、アジアなど世界25ヵ国以上の国で発売されることが決まっている。(Photo by 森藤ヒサシ)

吉田 僕が何かを決断するときの信条は、「10秒以内に決める」こと。決断というのはスポーツに似ていて、「心の反射運動」みたいなもの。だから、心が反応した結果に従えばいいわけです。
 散々悩んだ末に決断をすると、迷いが見え隠れして、うまくいかない。一方で、悩まないときの決断ほど、チャンスが訪れる気がします。
 まず決断する。あれこれ考えるのは、そのあと。決断に大切なのは、瞬発力です。

本田 私も、吉田さんと同じで、どんなことで「10秒」で即決できると思っています。即決の拠りどころになるのは、「直感」です。だから、主人公が開く3番目の手紙は、【直感】なんです。
「直感」というのは、ただの「カン」とは違って、その人を幸せに導くナビゲーションシステムのようなものではないでしょうか。「カン」はあいまいなものですが、「直感」は、心の奥深にある明確な情報です。
 自分にとって大切な決断をするときほど、理性や論理で決めるのではなく、直感に頼ったほうがいいと思います。

吉田 僕もそう思う。「これをすると、どういうメリットがあるか」と頭で考えているうちは、どうしても打算的になってしまう。新しいものは、直感からしか生まれない。直感的に「これや!」と思ったら、逃さない。逃して残るものは、「後悔」だけです。

(第2回に続く)