毎月かかる固定費をガッツリ削ることができれば、家計は楽になるし、貯金だってできるようになる! さっそく、削減する方法をしっかり勉強しよう。今回は「保険」についてチェックしよう。

★たとえば1年間で15万円削れる!
・見直し前…国内生保系で合計2万8000円/月
     ↓
・見直し後…カタカナ生保系で合計1万5000円/月

比較検討し必要なものだけにする

お父さんの小遣いは減らさずに<br />1年間で100万円貯める4つの方法(その3・保険)営業員に勧誘されるがまま入ってしまったものはムダが多い可能性大。自分できちんと調べて、もう一度選び直してみよう!

 生命保険も「ムダな保障や特約が付いていることが多い」(藤川さん)ため、見直しの効果の期待大。ポイントは、保障額が適切か、特約の内容が重複していないか。

「財さんなら死亡保障は3000万~4500万円、医療保障は日額5000~1万円程度あればOK。ムダな特約はいりません」(同)

 保障内容が同じでも、国内の大手生保と外資系や損保系、ネット系などのカタカナ生保とでは保険料が異なる。

「保険はくじと同じ。病気にならないとお金は出ません。保障内容が同じなら、保険料が安いものが一番いい保険と言えます」(荻原さん)


<話を聞いたのは>
◎藤川太さん
家計の見直し相談センターFP。これまで1万世帯を超える家庭おに家計見直しをアドバイスしてきた実績を持つ、個人向け家計相談のプロ。

◎荻原博子さん
「1万円は持つな!」が口癖の経済ジャーナリスト。生活者にとって、真に役立つアドバイスで人気。

(文/大山弘子、イラスト/斎藤ひろこ)

ダイヤモンド・ザイ5月号に掲載。5月号は特集は「株価がブレイク寸前の最強日本株75」。その他にも「退職金」を増やすリスクゼロの裏ワザ!、それでも毎月分配型ファンドを買いますか?、「年間100万円×10年」で1000万円貯める大作戦!、1000通貨から始めるFXの円安トレンド攻略法!など。