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金融市場異論百出

米国消費者が「節約はかっこいい」
流れる90年代日本と同じ空気

2009年9月25日
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 出張で米国を訪れている。ニューヨークのタイムズ・スクエアは、夜11時を過ぎても観光客でごった返していた。しかし、リーマンショック以前に比べると少ない印象は否めない。

 9月9日にニューヨーク連銀が発表したベージュブック(地区経済報告)によれば、同地区のホテル料金は昨年より25~30%下がっているが、ブロードウェイの劇場の平均チケット価格は、年初に比べ16%上昇している。全体的には、観光業の悪化は止まったと同連銀は見ている。

 全米12地区連銀のベージュブックを見ると、8月の個人消費は7月調査に比べ横ばいの地域が多い。財政刺激策やFRBの危機対応によって、消費者のあいだに、大恐慌の再現は避けられたという、ほっとした空気が流れている。

 とはいえ、自分の雇用・賃金の先行きを楽観できる人は少数だ。このため、節約はかっこいい、という考えが妙に流行っている。

 大和証券アメリカの小売りアナリスト、玉田かほり氏に聞いたところ、アパレル業界では、エアロポスタルというティーンエージャー向け低価格ブランドが好調である。

 少し前までは、人気ブランドのアバクロンビー&フィッチに比べると、安っぽいと見なされていた。今は逆に、無理に見栄を張らないところが、スマートだと見なされる。

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