デキる男は、秘めたインナーとスポーティーな
腕元でネイビースーツの王道を崩さない

 どんな酷暑にあってもここ一番、ビジネスパーソンの勝負服はネイビースーツに尽きる。とはいえ暑苦しさを感じさせては逆効果だが、それもインナーを活用すれば涼しい顔でいられる。その凛々しき姿はライバルに差をつける。

 大事な商談やプレゼンテーションには気合いを入れるスイッチになり、フォーマルな席では袖を通すことで襟を正す。ビジネスファッションはただお洒落の楽しみだけではなく、そんな役割も果たす。ネイビースーツこそがその鎧であり、これからのシーズンにぜひお薦めするのがインナーの肌着だ。最新のものは吸汗、消臭、抗菌性能に優れる。VネックやUネックならばボタンを外しても首元から見えることなく、ベージュカラーなら透けにくい。ステテコの活用もご一考を。かつては年配者が穿くイメージがあったが、今では機能性素材によりサラッとした涼しい履き心地となり、スーツのパンツも傷めない。

スピリット オブ リバティ H42415041 SS、ケース径42㎜、5気圧防水、自動巻き。12万9600円(税込み)

 そして、シャツはセミワイドの白、ネクタイは麻素材で水色が入ったストライプのものがお薦めだ。

 そして腕元を飾るにふさわしいのがハミルトンの「スピリット オブ リバティ」。ネイビースーツを映す文字盤の内に秘めたムーブメントは、80時間の標準持続時間を誇り、その実力はまさに礼節を支えるインナーに通じるのだ。そしてドレスウオッチにはレザーストラップが定石だが、ビジネスフォーマルにはあえてSSブレスレットを選びたい。シャープな硬質感は、厳しい状況にも負けないタフな精神を想起させるのだ。それがビジネスパートナーからの信頼感を高める。