株式レポート
4月3日 15時29分
マネックス証券

製造業景況感は反発、今後の注目点は? - 米経済の「今」を読む -経済指標動向-

ISM製造業景況指数※は全米の大企業製造業を対象にした景況感サーベイだ。2日に発表された3月の同指数は、大きく低下した前月から小幅に上昇(2月:52.4 → 3月:53.4)し、市場予想(53.0)を上回った。同サーベイは内容としても悪い結果ではなかったが、昨年秋口以降に踊り場を脱したと期待された同指数の改善ペースとしては、物足りなさも感じられる(グラフ参照)。同サーベイによると、3月の米国製造業では、生産や雇用で改善の裾野が大きく拡大した一方、2月に大きく落ち込んだ新規受注の評価は小幅ながら低下が続いた。新規受注の低下はやや懸念する材料ではあるものの、生産や雇用の大幅回復は、評価できる内容だ。

他方、今後は同指数の回復ペースが速まり、明確な回復トレンドを取り戻せるかが注目だ。上述の通り、2月以降の同指数は、昨年秋口以降の改善ペースが一服しており、製造業景況感の踊り場入りが懸念される状況は続いている。指数の水準としてもこれまでの景気回復局面と比較すると依然低水準だ。4月以降、明確に改善トレンドが形成され、米国景気の回復期待がより強固になることを期待したい。

レポート(詳細/図表つき)はこちら(PDF)

※ISM製造業景況指数
全米サプライマネジメント協会(ISM)が公表する、米製造業景況感を示す最も有益な指標の1つ。全米の大企業製造業の300社超を対象に、「新規受注」や「生産」、「雇用」、「供給時間」、「在庫」が1ヶ月前と比べて拡大したかを問うアンケートの結果を元に指数化される。一般に、50が景況判断の分かれ目とされ、値が大きいほど改善の裾野や勢いが大きいことを示す。また、上記以外にも、「受注残」、「仕入れ価格」、「顧客在庫」、「輸出」、「輸入」などの動向が調査される。

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(マネックス証券)


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