ボクがサラリーマン時代にお世話になった経営者の方はこう言っていました。
「普通は、あらゆる選択肢から『どれがイイかな?』と考えるが、
 スマートな人は、『どれが不要かな?』と考えて、残ったものから選択する。
 そのほうが早いからね」

 このことを「コミュニケーションの質」に適用した場合、コミュニケーションの質を阻む要因である「不要な感情論」の有無を把握して、そこに不要な感情論があれば排除することなのかもしれません。

 では、どうしたら感情を上手に取り扱えるのでしょうか?

 ポイントは3つあります。

【1】自分が感情的になってしまうきっかけである「感情スイッチ」の特徴を知る。
【2】感情スイッチが刺激されそうな状況へのスマートな対処法・対応法を想定しておく。
【3】そういう状況での対応を繰り返す(訓練する)。

 感情の取り扱い方次第で現実はいかようにも変わりますし、相手が感情的になっても、こちらが感情的にならなければいい、ということなのです。
 理不尽な目にあった時、このことをぜひ思い出してみてください。