不動産を高値で売却する方法[2018年]
2018年7月24日公開(2018年7月24日更新)
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ザイ・オンライン編集部

家やマンションを売るのに効果的な不動産広告は?
チラシ、ネット広告、看板、業者間情報公開システムのメリット・デメリットを紹介

家やマンションなど不動産をスムーズに、かつ高値で売るためには、適切な広告活動が必要不可欠だ。そこで今回、4つの不動産広告のメリット・デメリットを紹介する。不動産売却に効果的な広告について一通り頭に入れ、不動産仲介会社と事前に話し合うことが大切だ。

家を売るうえで、レインズへの登録と
インターネット広告が非常に重要!

 家やマンションなど不動産を売る際、以下の4つの不動産広告がある。

①「売り物件」の看板を、家に掲げる

 町中でよく見かける、「売り物件」の看板。近隣住人が購入希望者になるケースもあり、意外と侮れない広告活動だ。在宅中は使えないが、すでに家を出て空き家状態であれば、行っておいて損はないだろう。

 ただし、売り物件に看板を掲げるのならよいが、電柱に看板を貼ったり、カラーコーンに看板を貼って置いておくことは、大抵が違法行為だ。逆に、近隣住人からクレームが付くこともあるので気を付けよう。

②チラシをまく/ポスティング

 新聞の折り込みチラシだが、不動産の購入層である30代~40代の新聞購読率の低下により、今や効果はいまひとつと言われる。

 しかし、新聞の折込みチラシはいかにも「広告をしている感」が出るため、「チラシを配りしっかりと広告活動を行う」などと謳い、媒介契約を迫る不動産仲介会社も存在するので注意したい。

 また、ポスティングについても各社が大量に撒いており、こちらもかつてほど効果はないと言われる。それこそ、「1万枚撒いて、反響が1~2件あればいいほう」(都内不動産会社幹部)だという。

 マンションの場合、不法侵入に問われかねないという問題もある。そもそも、本当に撒いたのか検証できないという疑念もあり、ポスティングには期待しない方がよいだろう。

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③レインズ(REINS)に登録してもらう

 レインズ(REINS)とは、不動産流通標準情報システムと呼ばれる不動産業者のためのデータベースのことだ。多くの不動産業者は、「新しく売りに出た物件はないか」と毎日チェックしており、ここからの成約は非常に多い。レインズに登録すれば、全国の不動産業者に物件情報が流通されるため、成約に至る確率が大幅に変わってくる。

 不動産仲介会社と専任媒介契約を結んだ場合、レインズへの登録は義務だが、一般媒介契約では義務ではない。そのため、一般媒介契約を結ぶ際は、必ずレインズへの登録を契約内容に盛り込んでもらおう。

 もし、レインズへの登録を渋るようであれば、それは「囲い込み」を画策している可能性があるので、他の不動産仲介会社に当たった方が無難だ。

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④インターネット広告を出す

 メジャーで効果的な広告法で、主要不動産ポータルサイトは「ライフルホームズ(LIFULL HOME’S)」「スーモ(SUUMO)」「アットホーム(athome)」の3サイト。

 この3サイトはそれぞれ、地域によって掲載されている物件の内容が異なり、「ライフルホームズ」「スーモ」は大都市がメイン、「アットホーム」は小さな町の不動産までサポートしている。できれば、3サイトすべてに登録してもらうのがよいだろう。

引きのあるキャッチコピーつくりは、
「おうちダイレクト」を参考にしよう!

 以上のように、レインズとインターネット広告が、不動産を売るうえで非常に重要となる。では、広告の中身については何に気を付ければよいか。ポイントは2つだ。

 ひとつ目は、「引きのあるキャッチコピーを考える」ということ。

 そもそも不動産の売買には、広告に関して様々な規制がある。その中のひとつが、「誇大広告の禁止」だ。

「誇大広告の禁止(宅地建物取引業・第32条)」
 宅地建物取引業者は、その業務に関して広告をするときは、当該広告に係る宅地又は建物の所在、規模、形質若しくは現在若しくは将来の利用の制限、環境若しくは交通その他の利便又は代金、借賃等の対価の額若しくはその支払方法若しくは代金若しくは交換差金に関する金銭の貸借のあつせんについて、著しく事実に相違する表示をし、又は実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示をしてはならない。


 このように、購入者の射幸心を著しく煽るような謳い文句などは使ってはならない。では、チラシやポータルサイトに掲載する「キャッチコピー」はどのように考えればよいか。

 不動産の売買に詳しいコーラル株式会社代表取締役・井上正子氏は以下のように述べる。

 「インターネット広告をより効果的に使うには、ただ物件情報を掲載するだけでなく、いかに“引きのあるキャッチコピー”を打ち出せるかが鍵となります。なかでも引きのあるキャッチコピーの参考になるサイトが、『おうちダイレクト』。オーナーによるレポートのコーナーがあり、この物件のどこが好きなのか、なぜ買ったのかがアピールされています。購入者が求めているのはこういった具体的な感想なんです」

 また、引きのあるキャッチコピーつくりには、「家を購入したときのパンフレットが非常に参考になる」とも語る。

 家やマンションを新築で購入した方であれば、パンフレットを持っているはず。そのパンフレットには、コピーライターが考えた物件の魅力があますことなく書かれていので、そのまま参考にしてしまうのがよい。

 物件情報や写真を淡々と載せているだけでは、ライバル物件との差別化は難しい。購入者に興味を持ってもらえるような引きのあるキャッチコピーについて、不動産仲介会社と相談して事前に方針を固めておこう。

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インターネット広告は、
物件の写真の数をたくさん掲載しよう

 ふたつ目のポイントは、「物件の写真をたくさん掲載する」ということ。

 購入希望者向けの売買仲介で不動産会社が選ばれるポイントについてアンケートを行った「不動産情報サイト利用者意識アンケート調査結果(出展:不動産情報サイト事業者連絡協議会)」によると、ポイントは“写真の数”だった。

「不動産情報サイト利用者意識アンケート調査結果」(男性)
①物件の写真の点数が多い(65.6%)
②たくさんの物件を紹介している(44.9%)
③物件のウィークポイントも書かれている(鉄塔が近い、大通りに面している等)(35.4%)
④物件の見栄えがよい(32.8%)
⑤店舗がアクセスしやすい場所にある(31.5%)
⑥地元で知名度のある会社である(29.3%)
⑦不動産会社の担当者自身が見学した際のリアルな感想を自身の言葉で語られている(28.0%)
⑧全国展開している会社である(26.4%)
⑨部屋の雰囲気が分かる動画が付いている(24.8%)
⑩会社のホームページが充実している(24.8%)


 せっかく引きのあるキャッチコピーを作っても、家の価格や間取りなど文字情報だけが載った広告はやはり味気ない。不動産広告をより魅力的にするにはきれいな写真をたくさん掲載してもらうようにしたい。

 家やマンションなど不動産をスムーズに、かつ高値で売るためには、まずレインズへ掲載することととインターネット広告を出すことが重要だ。かつ、広告内容についても引きのあるキャッチコピーを考えたり、写真を充実させるなど、購入者の関心を引くような工夫が必要となる。

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<不動産売却の基礎編>
相場を知るために、まずは「一括査定」を活用!

 不動産の売却に先駆けて、まずは相場を知っておきたいという人は多いが、それには多数の不動産会社に査定をしてもらうのがいい。

 そのために便利なのが「不動産一括査定サイト」だ。一括査定サイトで売却する予定の不動産情報と個人情報を入力すれば、最大6社程度から査定してもらうことができる。不動産の相場観が分かるだけでなく、きちんと売却してくれるパートナーである不動産会社を見つけられる可能性が高まるだろう。

 ただし、査定価格が高いからという理由だけでその不動産会社を信用しないほうがいい。契約を取りたいがために、無理な高値を提示する不動産会社が増加している。

 「大手に頼んでおけば安心」という人も多いが、不動産業界は大手企業であっても、売り手を無視した手数料稼ぎ(これを囲い込みという)に走りがちな企業がある。

 なので、一括査定で複数の不動産会社と接触したら、査定価格ばかりを見るのではなく、「売り手の話を聞いてくれて誠実な対応をしているか」、「価格の根拠をきちんと話せるか」、「売却に向けたシナリオを話せるか」といったポイントをチェックするのがいいだろう。

 以下が主な「不動産一括査定サイト」なので上手に活用しよう。

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■相場を知るのに、おすすめの「不動産一括査定サイト」はこちら!
◆HOME4U(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 900社 不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある点。弱点は、提携会社数がやや少なめであること。
HOME4U公式サイトはこちら
◆イエウール(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1400社以上 不動産一括査定サイト「イエウール」の公式サイトはこちら
サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、掲載する会社数が多く、掲載企業の一覧も掲載しており、各社のアピールポイントなども見られる点弱点は、サービスを開始してまだ日が浅い点。
不動産一括査定サイト「イエウール」の公式サイトはこちら
◆LIFULL HOME'S(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
掲載する不動産会社数 1692社(2018年8月)
サービス開始 2008年
運営会社 LIFULL(東証一部)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】強みは、匿名査定も可能で安心であるほか、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営している点弱点は大手の不動産仲介会社が多くはないこと。
不動産一括査定サイト「LIFULL HOME'S」の公式サイトはこちら
◆スマイスター(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫
掲載する不動産会社数 1400社 不動産一括査定サイト「スマイスター」の公式サイトはこちら
サービス開始 2006年
運営会社 リビン・テクノロジーズ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】強みは、掲載している不動産仲介会社数が多く、マンション、戸建て、土地以外の工場、倉庫、農地も取り扱いがある点。弱点は、運営会社が広告代理店で上場していないこと。
スマイスター公式サイトはこちら
◆イエイ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1000社 不動産一括査定サイト「イエイ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2007年
運営会社 セカイエ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、サービス開始から10年以上という実績があるほか、対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。弱点は、経営母体の規模が小さいこと。
不動産一括査定サイト「イエイ」の公式サイトはこちら
◆マンションナビ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション
掲載する不動産会社数 900社超、2500店舗 不動産一括査定サイト「マンションナビ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2011年
運営会社 マンションリサーチ
紹介会社数 最大9社(売却6社、賃貸3社)
【ポイント】 強みは、マンションに特化しており、マンション売却査定は6社まで、賃貸に出す場合の査定3社まで対応している点。弱点は、比較的サービス開始から日が浅く、取扱い物件がマンションしかない点。
マンションナビ公式サイトはこちら
Special topics pr


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