スタートトゥデイ前澤社長への社員の本音
「我が道を突っ走って」「雇用を生んで」

 1位になったスタートトゥデイの前澤社長というと、プライベートでの交友関係や「プロ野球球団を持ちたい」といったツイッターでの話題性の高い発言などにばかり注目が集まりがちです。しかし、採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT」や新会社で「年収1000万円~1億円で“天才”を募集」するなど、経営面でも注目を集める奇策を打ち続けています。

 そんな前澤社長に対して、スタートトゥデイの社員たちはどのような本音を持っているのでしょうか。

「これからも企業理念に従って我が道を突っ走って欲しい。数少ない日本企業でも応援したい経営者である」(役職なし、男性)

「たくさんの拠点を持ち雇用を生んで企業理念を達成していただきたい」(役職なし、男性)

 また、2012年に寄せられたスタートトゥデイの社員クチコミを見ていくと、この段階で「ZOZOSUITS」の構想があったのではないかと思わせるものがありました。社員の自由な発想が実現できる環境が、スタートトゥデイには備わっている証拠かもしれません。

「現場は見なくてもいいので、ZOZOTOWNの認知度あげるためにいろいろとイベントを仕掛けていって欲しい。社長がかんがえていること、方向性のことについて話してほしい。(中略)技術的な面では、CTスキャン的なもので体のデータをとり、実際のサイズ感というもの体感、様々な商品の組合せが自分でできるような仕組みをリアル店舗での協力のもとやってほしい。(体のデータが実際にとれるのは、各店舗のみ、各店舗としては試着する必要がなくなり、コーディネートの提案等しやすくなると思うし、お客様からすると、試着の手間が省ける。また、そこで採れた体のデータでZOZOTOWNでも利用可能になるといった仕組み)」(フルフィルメント部、男性)

ソフトバンク孫会長への社員の本音
「群を抜いている」「後継者育成が課題」

 2位にランクインしたソフトバンクグループの孫正義会長は、イギリスの半導体設計大手ARMの3.3兆円巨額買収などを中心に、多額をかけて様々な海外企業の買収を行い、企業規模を拡大させてきました。こうした驚きの戦略を取り続ける孫会長について、ソフトバンクグループの社員たちはどう考えているのでしょうか。