西日本豪雨の被災地ではいまだ多くの人たちが不自由な避難所生活を送っている。体調の管理が気がかりだ 被災地ではいまだ多くの人たちが不自由な避難所生活を送っている。体調の管理が気がかりだ Photo:Ben Weller/Aflo

 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の発生から、3週間あまりが経過した。

 今回の災害は集中豪雨が広範囲に及び、死者219名、行方不明者10名、重軽傷者369名という痛ましい被害を出した(消防庁災害対策本部7月27日10時45分発表)。

 土砂崩れや浸水による住宅への被害も大きく、全壊は3598棟、半壊3127棟、一部破損1898棟、床上浸水1万4446棟、床下浸水2万839棟。いまだ4000名を超える人が避難所での暮らしを強いられている。

 台風が過ぎ、水が引いたあとは、一転して酷暑に見舞われた被災地では、ふだん健康な人でも相当に疲労をにじませているはずだ。

健康保険証を紛失しても
災害時は医療を受けられる

 1995年1月17日の阪神淡路大震災以降、日本は度重なる自然災害に見舞われてきた。だが、繰り返される地震や津波、水害の被害に傷つきながらも、私たち日本人はその経験から災害に対処する知恵も少しずつ身につけてきた。