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4月13日 16時34分
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ソニーの下落が目立つ一週間に - 「投資のヒント」金山敏之が振り返る 今週の個別銘柄

業績の大幅な下方修正を受けて今週はソニー(6758)が大きく下げる場面がみられました。ソニーは10日(火)の取引終了後に2012年3月期の最終損益の見通しをそれまでの2200億円の赤字から5200億円の赤字へと3000億円も大幅に下方修正しました。これは、米国での足元の収益の悪化や将来の見通しが厳しくなったことから、将来の税負担軽減を見込んで計上していた繰延税金資産に対して引当金を積むことになったためで、前期の国内事業での3600億円の引当計上に続いて2期連続でのことになります。

2012年3月期の営業利益は2月時点の見通しを据え置いたことや、今2013年3月期の営業利益1800億円との予想を来月10日の決算発表前に早々と発表したことなどから、ソニーは大幅な下方修正による過度な懸念を払拭したかったのかもしれません。しかし、今回の引当金計上は収益基盤がしっかりとしていれば起こらないことであり、改めて収益基盤の脆弱性を意識させられる格好となりました。また、キャッシュアウトを伴わない損失計上であり、将来利益をしっかりと稼げば取り戻せるものであるものの、純資産の毀損が一気に3000億円も増えることは無視できない事態だといえます。

このため下方修正翌日の株価は一時7%を超えて下げる場面もみられるなど売りが嵩みました。翌日の12日(木)にはさすがに反発をみせましたが、しかし週末の13日には再び大きく下げることになりました。ソニーは前日12日の取引終了後にテレビ事業の止血を急ぐ一方で、ゲームとモバイルなど3事業を新たに中核事業と位置づける中期経営計画を発表しましたが、特に目新しいものもなく失望を誘うことになったといえます。

今回ソニーは改めて2015年3月期の営業利益率5%という目標を掲げました。かつても同様の目標を掲げたことがあり、概ねそれを達成したこともありました。しかし、その後ソニーの業績は再び悪化しています。これは、前回の目標達成がリストラ中心によるもので、商品の競争力によって達成されたものではなかったためで、環境が悪化したり競争が激しくなると直ぐに業績が悪化することになりました。したがって今回はコスト削減だけでなく商品力の強化による目標の達成が最も重要だといえます。


【各銘柄の4月13日終値】終値のカッコ内は単元株数

ソニー<6758> 1,444円(100株)

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