株式レポート
1月6日 16時20分
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材料の出た中小型株の一角に物色向かう - 「投資のヒント」金山敏之が振り返る 今週の個別銘柄

2012年の大発会は日経平均が8,500円を回復し100円以上上昇する幸先の良いスタートとなり、ハイテクや自動車など主力株にも大きく上昇する銘柄が目立ちましたが、そうしたなかで東芝(6502)は小幅に反落しました。前日の米国市場で米サンディスク(SNDK)が3%あまり下落したことに加え、東芝とエルピーダメモリ(6665)が統合を協議しているとの噂があると海外のメディアで報じられたことが株価の重しとなりました。サンディスクは2012年1-3月のNAND型フラッシュメモリ市場に供給過剰の恐れがあり価格下落が加速するとの見方から、ゴールドマン・サックスが投資判断を引き下げたことで大きく売られ、NAND型フラッシュメモリでサンディスクと連合を組む東芝の株価にもマイナスに働きました。また、東芝とエルピーダの事業統合報道でエルピーダの株価は買いを集めましたが、東芝は不採算のDRAM事業を抱え込むことでの収益力の悪化や財務負担の増加が懸念されました。

大発会以降、連日で昨年来安値を更新したのが東燃ゼネラル石油(5012)です。これは、世界最大級の石油メジャーである米エクソンモービル(XOM)が日本の事業から事実上撤退する方針を固め、日本で展開している石油販売などの事業と過半を出資している東燃ゼネラルの株式を売却すると伝わったためです。また、エクソンモービルが売却する事業と株式を、ともに東燃ゼネラル石油が譲り受ける方向で最終調整に入っており、買収価格は4000億円規模になる見込みで、それを銀行借り入れで賄う方向で大枠を固めたとも報じられました。東燃ゼネラル石油は高い配当利回りが魅力の一つとなっていることから、買収資金が多額にのぼるため買収による財務負担で配当余力が低下する懸念が広がり売りが嵩みました。ただ、週末には年初来安値を更新し714円まで下げた後、切り返しプラスで引けています。

材料の出た中小型株の一角に元気な銘柄がみられました。4日には元旦の日本経済新聞で東日本大震災の復興需要をにらみ、ダンプカーや消防車など特殊な車両を製造するメーカー各社が相次ぎ増産に乗り出すと報じられたことが好感され、特装車大手の新明和工業(7224)や極東開発工業(7226)、消防ポンプ車大手のモリタホールディングス(6455)に買いの矛先が向かいました。また、首都高速道路会社が首都高の1兆円規模の大規模改修に乗り出す方針を固めたと朝日新聞で報じられたことから5日、6日と連日で恩恵を受けそうな橋梁関連の一角が物色されました。5日にストップ高となった日本橋梁(5912)をはじめ、宮地エンジニアリンググループ(3431)やピーエス三菱(1871)などが大きく上昇しました。

【各銘柄の1月6日終値】終値のカッコ内は単位株数

東 芝(6502)           310円(1,000株)

東燃ゼネラル石油(5012)      753円(1,000株)

新明和工業(7224)         334円(1,000株)

極東開発工業(7226)        543円(100株)

モリタホールディングス(6455)   443円(1,000株)

日本橋梁(5912)          380円(50株)

宮地エンジニアリンググループ(3431)193円(1,000株)

ピーエス三菱(1871)        335円(100株)

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(マネックス証券)


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