最新株式ニュース
4月23日 11時37分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤクルト、三井化学、ファーストリテなど

ヤクルト<2267>:3085円(前週末比+332円)
大幅高で上昇率上位。仏ダノンの株式買い増し報道が買い材料視されている。現在、
20%の出資比率を28%まで引き上げるほか、常勤役員の派遣などを要請する方向のよ
うだ。ただ、交渉は難航しており、ダノンがTOBを実施して35%程度まで株式を買い
増す可能性もあるとされている。ダノンのTOB実施思惑などは、ある程度株価のプレ
ミアムとなっている状況だが、短期的なTOB実現可能性の高まりで、改めて需給思惑
が強まる格好に。

三井化学<4183>:230円(同-12円)
下落率上位。岩国大竹工場のプラントで爆発を伴う火災が発生、死傷者も出たとされ
ており、影響が警戒される状況となっている。事故設備の再建投資や地域住民への補
償などで、損失は数十億円規模に達する可能性とも報じられている。なお、事故が発
生した生産設備では、タイヤコードの接着剤などを生産しているが、同業者の供給力
などには余裕もあり、タイヤなどの最終製品への影響は乏しいとみられている。ちな
みに、住友化学<4005>はプラス圏で推移している。

ファーストリテ<9983>:18100円(同-490円)
売り先行の展開。UBSが同社の投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、
マイナス材料につながっている。なお、目標株価は18500円から20000円に引き上げ。
UBSでは、PER水準からは、過去の増益局面やグローバル消費企業との比較において、
評価余地は限定的との判断。海外展開による再成長ポテンシャル、国内収益の安定化
は大半が織り込まれたとの見方。

三晃金属工業<1972>:266円(同+20円)
急伸。同社のほか、高島<8007>、アルバック<6728>、サニックス<4651>、東京製綱
<5981>、旭ダイヤ<6140>など、太陽エネルギー関連銘柄が軒並み上昇率の上位となっ
ている。電力会社の太陽光買い取り価格を42円とする方向で調整に入ったとの報道が
買い材料。発電事業者の要望に沿った高めの価格にしたと伝わっていることで、収益
期待の高まりによる太陽光発電需要の高まりが想定される状況に。

キヤノン<7751>:3785円(同+25円)
反発。今12月期営業利益は前期比2割増の4600億円に達する公算が大きく、従来予想
の3900億円を上回るとの観測報道が伝わっている。デジタル一眼レフカメラの販売好
調、為替円高の一服などが業績好調の背景に。1-3月期は830億円程度になったもよう
とも。通期予想は市場コンセンサス並みの水準であるが、仮に、第1四半期の段階で
観測報道値までの上方修正があれば、市場コンセンサスは切り上がることになるとの
見方にも。

川崎汽船<9107>:165円(同-8円)
さえない展開で下落率上位。ゴールドマン・サックス(GS)が同社の投資判断を新規
に「売り」、目標株価を160円としていることが売り材料につながっている。GSで
は、海運市況の再度の悪化、竣工時の売船が想定通り実施できない可能性は否定でき
ず、有利子負債比率が前回増資時より高いことから、株式市場が資本増強の懸念を織
り込むと判断しているもよう。海運セクターは先週強い動きが目立ったことで、戻り
売り圧力が先行する格好にも。

安川電機<6506>:730円(同-1円)
売り先行の展開。同社は先週末に決算発表を行っている。前期営業利益実績は148億
円で前期比15%増益、従来予想の140億円を上回る着地に。一方、今期見通しは160億
円で同8%増益見通し、185億円程度とみられる市場予想を下回っており、ネガティブ
材料視される格好に。とりわけ、上半期は前年同期比68%減益予想であり、下半期か
らの急回復を見込む状況となっている。

東京製鐵<5423>:644円(同-51円)
急落で下落率上位。同社は先週末に決算を発表、前期経常損益は112億円の赤字、従
来予想100億円の赤字を下回る着地となっている。一方、今期は収支均衡の予想、従
来の市場コンセンサスは数十億円の赤字が残ると見られていたため、やや上回る水準
とはなっている。ただ、数量前提など業績計画は楽観的との見方が多く、買い材料視
はされていない。今期の減配計画、野村の投資判断格下げなどがネガティブに捉えら
れる。

ニッセンHD<8248>:426円(同-40円)
下落率トップ。寄り付きに第1四半期の決算を発表、売り材料となっている。営業損
益は4.7億円の赤字に転落、前年同期比では5.4億円の損益悪化となった。上半期は前
年同期比23%減益の予想であったため、軟調な立ち上がりが想定されてはいたが、月
次動向などは底堅い推移となっていたことから、想定以上の厳しいスタートといった
見方に。システム投資に伴う減価償却費負担の増加などが収益悪化の背景。


蝶理<8014>:123円(同+21円)
急伸で上昇率トップ。決算と同時に発表した自社株買いの実施が手掛かり材料に。発
行済み株式数の4.0%に当たる1000万株を上限としており、需給改善期待が先行する
格好に。決算数値は前期実績、今期見通しともにインパクトは少ないと見られるが、
中期計画としては、16.3期経常利益90億円を想定している。

ウチヤマHD<6059>:1352円(同-82円)
下げ目立つ。買い先行のスタートとなったが伸び悩み、先週末に付けた初値1421円を
割り込んだ後は見切り売りも膨らむ展開となっている。類似企業である介護関連株の
直近での株価上昇は支援材料と捉えられる一方、今週は3社のIPOが予定されてお
り同社への関心は低下しやすいとの見方が重しに。なお、大和では紹介レポートのな
かで、今後は特定施設の全国展開による業績拡大を見込んでいる。

シーエスアイ<4320>:914円(同+32円)
買い先行。上期営業利益予想を1000万円から5700万円へと大幅に上方修正したことが
好感されている。電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」のほか、中規模
病院に対する部門システムの販売が増加し、売上高についても想定を上回ったもよ
う。また、一部では、医療用会計ソフト開発のシステムアイと電子カルテシステムの
クラウド化で連携するとも報じられており支援材料に。

水道機<6403>:284円(同+27円)
大幅続伸。前期営業利益予想を8.1億円から9.8億円へ、最終利益予想を7.0億円から
9.9億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。個別プロジェクト管理の
徹底や販売管理費の抑制などが背景で、1月に続く再上方修正にポジティブなインパ
クトが強まっている。また、同時に前期末配当予想を2.5円から5円へと引き上げへ。


JCOM<4817>:83900円(同±0円)
変わらず。1-3月期営業利益は、直前四半期比3割増の180億円程度になったようだと
報じられている。KDDI<9433>との連携で高速インターネット接続などの加入世帯
が増えたほか、単価の高いネットサービスの比率が伸び、利益率が向上したことが背
景と。ただし、コンセンサスでも190億円前後が見込まれており、想定線との見方か
らポジティブなインパクトは限定的に。

ウエストHD<1407>:1294円(同+264円)
買い気配から急伸。同社のほか、エヌピーシー<6255>やフェローテック<6890>など、
太陽光発電関連が軒並み高となっている。経産省が太陽光の買い取り価格を発電事業
者の要望に近い金額とする方向で調整に入ったと報じられており、支援材料と捉えら
れている。買い取り価格は、1キロワット時あたり税込みで42円となる見込み。30円
台後半が適正との声もあったもようだが、発電事業者の要望に沿った高めの価格とな
り、採算改善に期待感が先行へ。

楽天<4755>:86600円(同-2700円)
売り先行。中国本土で運営する仮想商店街「楽酷天(ラクテン)」の運営を、5月末
で打ち切ると発表している。中国のインターネット検索最大手、百度(バイドゥ)と
の合弁で運営していたが、過当競争による採算悪化が背景。現地で手掛ける旅行ネッ
ト予約など他の事業は今後も継続するもようだが、中国事業の縮小が嫌気される格好
に。なお、アナリストからは、影響は軽微との見方が目立っており、野村では賢明な
経営判断とコメントしている。

(フィスコ)


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