経営課題を正確に把握し
最適なBPOを設計

 エヌコアが目指すのは、BPOを中心としたソリューションによって、経営資源を非コア業務からコア業務へ集中させられるようなサポートをすること。「コアビジネスの隣に(Next to Core Business)」「コアビジネスへのナビゲーター(Navigator for Core Business)」を由来に、協業に合わせて変更した社名「NCore(エヌコア)」にもその思いが込められている。

 既存ビジネスのデジタル化や業務の自動化・省力化に迫られる中、企業の抱える経営課題は千差万別。同社では、それぞれの企業の課題を正確に把握し、最適なBPOサービスをコーディネートしていく。

 例えば、全国にフランチャイズ展開する企業では会員からの現金集金が加盟店にとって大きな事務負担になっていることが想定されるが「本社が一括して会員からの集金を口座振り替えやクレジットカードで代行するスキーム」を構築。さらに集金を代行するスキームを本社からエヌコアへアウトソースした。その結果、加盟店は集金に関する業務から解放され、本業のサービス提供に専念できるようになった。

 こうした決済周りのBPOサービスでは卓越したノウハウと実績がある。
「銀行の業務でも、お客さまの経営課題にしっかりと向き合い、さまざまなソリューションを提供し、成長をサポートしていきます。そうした中で、結果として決済や融資といった取引が広がっていくわけです。当社の営業も基本は同じ。企業の成長を支援するという文化を引き継いでいるのも当社の強みです」(湊社長)

最新のソリューションを
いち早く提案

 一方、先進的ICT技術を活用した新しいソリューションの開発にも力を注いでいく考えだ。
「ICT技術の進展に伴ってBPOの対象になる業務領域はどんどん広がっていくでしょう。当社はその最前線に立ち最新のソリューションを開発し、お客さまにいち早く提案していきます」(湊社長)

 その一つの例が、最先端の顔認証技術と決済ソリューションを組み合わせた「顔認証決済サービス」だ。 “手ぶら決済"で顧客の利便性向上をはじめ、事務負担の軽減、セキュリティー向上が実現できる。流通や小売り、フランチャイズ企業などに提案を検討しているが、手ぶら決済やホテル・旅館などでのサインレスチェックインなど幅広い用途に利用ができそうだ。

「BPO先進国の米国では、コスト削減だけでなく、『業務拡大に向けて経営資源を捻出する』という戦略的な観点からのBPO活用が広がっています。日本でも新しい事業領域に踏み込むためにBPOを活用して人材や資源を捻出したいというニーズが徐々に増え始めています。こうした課題にもしっかり応えていきたいと思います」(湊社長)

 決済ソリューションと先進的ICT技術を組み合わせたBPOサービスでさまざまな付加価値を生み出しているエヌコア。これからの時代のBPOを担う頼もしいパートナーとなるだろう。

問い合わせ先
NCore株式会社
https://www.ncore.co.jp/