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5月1日 11時42分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、ヤマダ電機、シャープなど

トヨタ自動車<7203>:3245円(前営業日比-60円)
売り先行の展開。前期営業利益は3500億円程度、今期見通しは8000-9000億円程度で
調整しているとの観測報道が伝わっている。前期実績に関しては、従来予想2700億円
を上回る着地となる格好に。一方、今期のアナリストコンセンサスは1兆円を超える
レベルとなっている。期初の見通しとしては想定レベルであるとみられるが、本日に
関しては、為替の円高進行などが上値を抑える要因につながる格好のようだ。


ホンダ<7267>:2849円(同-47円)
小幅安。同社は先週末4月27日に決算を発表、前期営業利益は2314億円で前期比59%
減益となったものの、従来予想2000億円を上振れて着地。今期予想は6200億円で同
2.7倍の見通し、ほぼ市場コンセンサスに近い水準と見られ、保守的な傾向の強い同
社に対しては、ポジティブな見方が優勢にはなっているようだ。また、年間配当金も
60円から76円に引き上げるとしており、株主還元策への評価も高まる方向に。ただ、
今日については、為替の円高や海外株安など外部環境が逆風になるなか、小幅安での
推移を余儀なくされている。

ヤマダ電機<9831>:4745円(同-455円)
大幅安で下落率上位。先週末に発表の業績下方修正を受けて、投資判断格下げの動き
なども相次いでいる。通期営業利益は従来予想の1280億円から889億円に減額修正
へ。10-12月期決算がポジティブサプライズとなっていたこともあり、失望感はより
強まる状況ともなっているようだ。野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラ
ル」に格下げ、市場縮小の影響は、勝ち組と位置づけられる同社にとっても避けられ
ないとの見方に。また、JPモルガン(JPM)でも投資判断を「ニュートラル」に格下
げへ。

シャープ<6753>:473円(同-43円)
きつい下げに。先週末に決算発表を行っているが、今期見通しなどが改めてのマイナ
ス材料とされる格好に。今期営業損益は200億円の黒字転換見通しも、最終損益は300
億円の赤字継続見通し。高水準の在庫状況、下期急回復の計画などから、業績計画は
依然として楽観的との見方も多いもよう。なお、ドイツ証券では今期200億円の営業
赤字、900億円の最終赤字を予想、目標株価は455円から415円にまで引き下げてい
る。

TDK<6762>:4000円(同-220円)
大幅続落。同社は先週末に決算を発表、実績営業利益は187億円、従来予想の100億円
を大幅に上回ったが、今期は570億円と大幅増益予想ながら、市場コンセンサス630億
円レベルを下回っている。保守的な予想との見方もあるが、海外市場でHDD関連が売
られた流れもあり、ストレートにネガティブな反応を示す格好となっている。


東京エレクトロン<8035>:4055円(同-400円)
下げが目立ち、下落率上位になっている。先週末に発表した決算内容がネガティブに
捉えられている。前期営業利益は従来計画を上回る着地となったが、今期は470億円
で前期比22%減益予想。市場コンセンサス600億円超のレベルを大幅に下回ってい
る。また、受注見通しに関しても4-6月期は前四半期比較で横ばい計画としており、
他社との比較感での伸び悩み見通しに失望感先行へ。

日東電工<6988>:3435円(同+125円)
買い優勢の展開。主力株の中では、先週末の決算にポジティブな見方が強かった銘
柄。本日は先週末の決算を受けて、株価へのポジティブ、ネガティブな反応がともに
強くなっている銘柄が多い印象。同社の前期実績は従来予想線上で着地だが、今期は
710億円で前期比26%増益、660-670億円とみられた市場コンセンサスを上回る予想と
なっている。1-3月期の80億円に対して、4-6月期は150-160億円程度を見込んでいる
もよう。

古河電池<6937>:508円(同+57円)
急伸で上昇率上位。先週末に発表した12年3月期業績予想の上方修正が手掛かり材料
になっている。営業利益を従来予想の17億円から25億円にまで上方修正、気温低下に
伴う補修用鉛電池の需要増加、産業用電池の売上増加が業績上振れの背景に。第3四
半期決算時に、26億円から17億円に下方修正していたこともあって、サプライズも強
まる状況のようだ。

アスクル<2678>:1249円(同-347円)
大幅安で下落率トップ。先週末の引け後、ヤフー<4689>との資本業務提携を発表して
いる。ヤフーに対して第3者割当増資を実施、ヤフーが42.6%を保有する筆頭株主と
なる。EC事業への本格参入などによる事業規模拡大は想定されるものの、大幅な希薄
化を嫌気する動きが先行しているようだ。割当価格は1433円で先週末終値から約10%
ディスカウントされた水準であるほか、既存株主の希薄化は74%程度に達することに
なる。一方、この資本提携は、ヤフーにとってはポジティブとの見方が多いようだ。


ビズネット<3381>:101円(同+21円)
急伸。プラス社が同社に1株102円でTOBを実施すると発表したことを受け、TOB
価格にサヤ寄せする展開となっている。TOB期間は本日から6月13日までとなり、
同社は完全子会社化に伴って上場廃止となる見込み。足元において経営環境が厳しい
なか、今後は仕入れや倉庫利用、物流などの共同化によって機動性を高めることが狙
いと。

エイチワン<5989>:962円(同+49円)
大幅続伸。先週末に本決算を発表し、今期営業利益は前期比約2.8倍の70億円と大幅
増益見通しとなったことが好感されている。ホンダ<7267>の生産拡大などを背景に大
幅増益を確保する見込みとなり、PBR面での割安感などから出遅れ修正の動きに。
なお、同様にホンダ系の自動車部品メーカーであるジーテクト<5970>は、市場予想を
やや下回る今期業績見通しが嫌気され売り先行となっている。

夢真HD<2362>:284円(同-10円)
下げ目立つ。通期営業利益見通しを12.5億円から13.0億円へ、最終利益見通しを7.0
億円から8.5億円へとそれぞれ上方修正したが反応薄。下期も採用人数、稼働率とも
に堅調に推移する見込みであることが背景だが、直近では好決算期待を背景に株価の
上昇が目立っており、インパクトは乏しい状況となっている。なお、上期最終利益に
ついても、3.0億円から3.9億円へと引き上げへ。

日風開<2766>:76000円(同+5200円)
大幅反発。経産省が再生可能エネルギーの買い取りについて、既存設備分も対象に拡
大を検討すると報じられたことが好感されている。新設の発電設備分だけを対象に準
備を進めていたが、発電事業者の要望に応じて方針を転換する見込み。既存分が新制
度の対象に含まれることに対する期待感から、風力発電関連である同社のほか、バイ
オマス発電関連であるファーストエスコ<9514>などが大幅高となっている。


チャームケア<6062>:1458円(同+258円)
大幅高。先週末にジャスダック市場へ新規上場し、初値は公開価格を約5%上回る
1000円と堅調スタートとなった。終値は1200円と初値を大きく上回ったことで、良好
な需給環境が材料視され需給面主導による上値追いとなり、短期資金も集中する格好
に。なお、大和では紹介レポートの中で、特定施設は地域に合った割安な価格帯で高
稼働率を維持しているほか、コスト管理を徹底し原価や販管費を抑制するなど、高い
営業利益率が強みとコメント。


(フィスコ)


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