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遠山周平

第10回 May.7.2012 遠山周平 

強く優しくを理想の男性像とする、
エシカルドレッシングの薦め

著者・コラム紹介
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 各国の首脳が会するサミットの写真を見ると、誰もがダークスーツに白シャツとネクタイ。おもしろいことにポケットチーフを胸にさしている人はいない。

清潔感と潔さを演出できる

 どうやらシリアスな場面ではポケットチーフを使わないことが政治家の暗黙の了解らしい。もちろんこの慣習はビジネスにもあてはまる。真面目に仕事をしている男にとってポケットチーフは、エレガントすぎたり色気が勝ちすぎたりするのだろう。

 この夏もクールビズは実施される。ウエルドレスの鉄則に『シンプル』が挙げられる。シンプルとは『必要にして充分』ということ。ダークスーツにドレスシャツ&ネクタイは、ビジネスマンの必要充分な着こなしであろう。

 が、仮にこの着こなしからネクタイを省いたとしたら、シンプルさは破綻する。究極にシンプルな男の仕事服からアイテムが1つ抜け落ちたら、それを別の何かで補い、均衡を保つようにしなければウエルドレスとはならない。そのプラスするアイテムとしてポケットチーフがふさわしい、と筆者は考える。

 推しは白い綿か麻のポケットチーフをTVフォールドで胸にさす方法。TVフォールドとは胸ポケットの上端に沿って白のポケットチーフが水平に約5から7ミリ見えるようにする飾りかたである。

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遠山周平 [服飾評論家]

1951年、東京生まれ。雑誌編集者、新聞記者を経て服飾評論家に。豊富な経験と知識を元に、“自ら買って、試して、書く”を信条とする。著書に『洒脱自在 おとなとしてシックに服とつきあう本』(中央公論新社)など。趣味の裁縫技術を生かし、捨てないお洒落生活を実践中。

 


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