やるべき仕事が多すぎる。そんな苦悩を抱える人は多い。問題を解決するためには、何が問題なのかを正確に把握する必要があるが、自身の生産性の問題に関して、それができている人は少ないのではないか。本記事では、筆者らが開発した生産性の評価ツールを紹介する。そこにある21の質問に応えることで、いま抱えている問題をしっかりと把握することができる。


 職場でも家庭でも、やるべきことが多すぎる。そう感じているのは、あなた一人ではない。

 複数の調査によれば、米国の従業員の大多数は、「仕事が多すぎると感じる」と不満を漏らしている。生産性に焦点を当てたコーチ兼メンターとして、私は世界中の企業幹部や役人が、こうした不満を漏らすのを何百回も耳にした。

 生産性には多くの側面がある。自分の生産性について考える際はまず、優先順位を把握する必要がある。そうすれば最優先事項を重視して、ルーティン業務を軽くこなすように計画を立てられる。また、日々の些細な雑事を処理する時間を短縮して、同僚とより効果的にコミュニケーションを取るスキルを磨く必要がある。この2点に取り組めば、目標を達成するのに大いに役立つ。

 プロフェッショナルが生産性の各側面について自己評価できるように、私はデータ・アナリティクス企業のトレフィス(Trefis)と共同で、「ポーゼン生産性評価(Pozen Productivity Rating)」と称するツールを開発した。

 このツールは21の質問項目で構成され、7つのカテゴリーに分かれる。

 第1と第2のカテゴリーでは、日々のルーティンを確立する習慣と、計画を立てる習慣を探る。第3と第4のカテゴリーでは、主たる個人的制約を克服する能力について尋ねる。ちなみに「個人的制約」とは、物事を成し遂げるのを阻止するメールや先延ばし癖などを指す。残る3つのカテゴリーでは、効果的に会議を運営する力やコミュニケーション力、そして人に任せることができるかどうかなど、組織内で生産的な関係を構築するスキルを評価する。

 以下の質問に正直に回答すると、あなたの生産性の現状について正確な評価が得られる。さらに、改善方法に関して実用的なヒントを記した、フィードバック・レポートも提供する。

編注:以下、質問項目の翻訳を掲載いたします。ご自身の評価をご覧いただく際は、こちらのページにアクセスいただき、実際に回答をお願いします。なお、フィードバック・レポートの内容は回答結果に応じて変化するため、翻訳をご用意することはできません。あらかじめ、ご了承ください。