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5月8日 11時46分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):グリー、東芝、丸紅など

グリー<3632>:1617円(前日比-34円)
続落。引き続き、消費者庁が「コンプリートガチャ」の規制を検討するとの報道が、
警戒視される動きとなっている。消費者庁のスタンスが明確に示されているわけでは
ないものの、仮に規制措置が取られた場合のリスク度合いを見極めたいとの動きが優
勢となっている。また、BNPパリバが同社の投資判断を「バイ」から「レデュース」
まで格下げしていることもマイナス視へ。そのなかで、短期資金による思惑的な売買
によって、株価は急速に下げ幅を縮小する展開にも。ちなみに、同社は本日、第3四
半期の決算発表を予定している。なお、ゴールドマン・サックス(GS)ではソーシャ
ルゲーム課金市場の3-4割はコンプリートガチャ経由と推定しているもよう。


カプコン<9697>:1803円(同+115円)
大幅反発で上昇率上位。「コンプガチャ」違法報道を嫌気したSNS関連株一斉安の流
れに押されて、昨日は急落したものの、同社にとっては過剰反応との見方から、リバ
ウンドを目指す動きが優勢となっているようだ。モルガン・スタンレー(MS)では、
国内SNSゲームやカードゲームへの依存が低いため売られ過ぎと判断できると指摘。
前日には決算を発表、今期営業利益見通しはコンセンサスを下振れも、保守的との見
方から悪材料視はされていない。むしろ、コンプガチャによる収益は殆ど無いと示さ
れたことなど、ポジティブに捉えられているもよう。

サイバーエージェント<4751>:214500円(同+11500円)
買い先行。昨日は、「コンプリート(コンプ)ガチャ」の仕組みが景品表示法に抵触
する可能性があると消費者庁が判断したとの観測報道を受けてストップ安となった反
動から、自律反発狙いの買いが先行する展開となっている。ただし、「コンプガチ
ャ」に関する情報は錯綜しており先行き不透明感は拭えず、買い一巡後は強弱感が対
立する格好に。なお、東証1部ではグリー<3632>やDeNA<2432>が続落となる一
方、新興市場では同社やミクシィ<2121>、ドリコム<3793>がしっかりでSNS関連は
まちまち。

東芝<6502>:315円(同+7円)
買い先行の展開。今期営業利益が前期推定比5割増の3000億円程度になる見通しとの
観測報道が伝わっており、90.3期の過去最高益に次ぐ水準になるもようとされてい
る。市場コンセンサスの2800億円程度を上回る水準でもあり、評価の高まる展開にな
っているようだ。なお、昨晩の欧米株が想定外に底堅い動きとなったこと、為替の円
高一服など外部環境の改善も支援材料につながっている。

丸紅<8002>:555円(同+25円)
強い動きが目立つ。米国の穀物第3位であるガビロンを買収する方向で最終調整に入
ったと報じられており、評価材料につながる格好に。買収によって、穀物取扱量は世
界首位の米カーギルに並ぶ規模となるとされており、スケールメリット追求に向けた
積極展開を評価する動きへ。買収資金調達に向けては、低収益事業の売却などを進め
て確保していくとみられている。なお、昨日の取引時間中に決算を発表しており、数
値的なインパクトは乏しかったが、達成確度は高いといった評価は高まる方向に。


シャープ<6753>:405円(同+17円)
大幅続落。シティでは投資評価「3」継続で、目標株価を450円から400円にまで引き
下げしている。決算説明会で今後の液晶事業の具体的戦略などが示されず、ネガティ
ブに捉えているようだ。また、シティでは、上期がボトムと考えているようだが、下
期に向けて、液晶パネルと提携に関連して悪材料が出るリスクも否定しきれないと指
摘。今期営業損益は会社計画の200億円の黒字に対して、291億円の赤字を予想してい
るもよう。

ホンダ<7267>:2701円(同+41円)
買い優勢の展開。クレディ・スイス(CS)では、投資判断を「ニュートラル」から
「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も3500円から3770円に引き上げており、為
替円高の一服と併せて買い材料につながっている。CSでは、ほぼ30%の配当性向の計
画を出してきたことを、今期業績に対する自信の表明と捉えているもよう。今期営業
利益は、会社予想の6200億円に対して、7000億円予想へと上方修正している。12%台
へのROE回復が見えてきたことも、評価を高めさせているようだ。

浜松ホトニクス<6965>:2955円(同-150円)
下げが目立つ。同社は前日に上半期の決算を発表、営業利益は97.6億円で前年同期比
12%減益となり、従来予想の117億円を下回る着地となっている。通期予想は従来の
222億円から177億円にまで下方修正、比較的ディフェンシブ性が強いと見られていた
なかで、市場想定を下回る水準までの下方修正に失望売りが先行する格好のようだ。
X線CTやPET向けの部品が軟調であったもよう。

ツカモト<8025>:166円(同+21円)
急伸で上昇率上位。前日に発表した業績上方修正が手掛かり材料となっている。営業
利益を従来予想の13億円から16億円に増額修正、従来の減益予想から一転して2ケタ
増益見通しに。洋装やホームファシニング、健康・生活事業などが想定以上に底堅い
推移となっているようだ。株価の値頃感や材料性の強さも妙味に、短期資金の値幅取
り商いが向かう格好となっている。

ビットアイル<3811>:871円(同+18円)
買い先行。CSが投資判断「アウトパフォーム」、目標株価1140円でカバレッジを開
始したことが好感されている。クラウド・コンピューティングなどの付加価値サービ
スが総売上高に占める比率が上昇することに伴い、敷設設備当たりの収益が増加して
いると指摘。また、利益率やROEの向上はバリュエーション指標の上昇を下支えす
るとコメントしている。

セリア<2782>:1205円(同+40円)
6日ぶり反発。前期営業利益計画を70億円から77億円へと上方修正したことが好感さ
れている。消費者の低価格志向を追い風に、既存店や新店での販売が好調に推移した
ことが背景。ほぼコンセンサス水準の内容ではあるものの、前期業績の上方修正は昨
年8月、10月に続き3度目となり、足元の堅調な業績拡大が前向きに評価されている。


メディアGL<6659>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。昨日本決算を発表し、前期営業利益は1.9億円となり、従来予
想の1.2億円を大きく上回る着地となった。オーストラリア向け通信系機器の販売が
拡大したことなどによって、売上高が予想を上回ったことなどが背景。また、今期に
ついても営業利益が前期比で約3.3倍の6.2億円と大幅増益見通しとなり、四季報予想
の1.7億円を大きく上回る見込みとなったことがポジティブサプライズに。


GMO-AP<4784>:62500円(同+10000円)
連日でストップ高。昨日は上期業績予想の上方修正が好感されストップ高となった
が、本日は昨日の大引け後に発表した第1四半期の大幅増益決算も支援材料となって
いる。1-3月期営業利益は前年同期比3.5倍の2.0億円で着地。修正後の上期計画であ
る2.8億円に対する進捗率は約72%となり、一段の上方修正期待も高まる格好に。足
元では、インターネット広告事業が幅広く好調に推移しているようだ。

セプテーニHD<4293>:67100円(同-7600円)
大幅続落。上期営業利益は前年同期比48%増の8.7億円となり、従来予想の7.7億円を
上回る着地となった。同時に第3四半期累計の業績予想を公表し、営業利益は11.1億
円となる見通し。ただし、四半期ベースでは、1-3月期の5.0億円に対して4-6月期は
2.4億円となる見込みで、やや減速と捉えられているようだ。また、直近では米フェ
イスブック関連の位置付けとして株価の上昇が続いており、決算通過で出尽くし感が
意識される格好にも。

エレコム<6750>:1820円(同-93円)
大幅続落。昨日本決算を発表し、今期売上高は前期比6%増の660億円、営業利益は同
6%増の72億円と増収増益見通しとなった。ただし、事前の観測報道では営業利益が
75億円前後になりそうだと報じられていたほか、コンセンサスの83億円前後を下回
り、保守的な業績計画が嫌気される格好に。なお、野村では、足元で無線LANや外
付HDなどで激しい価格競争が起こっているが、高い利益成長率を維持するためには
収益性重視の戦略を改めて意識する必要があるとコメント。


(フィスコ)


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