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5月10日 11時37分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、DeNA、日立製など

トヨタ自動車<7203>:3210円(前日比+65円)
買い先行の展開。為替の円高傾向が逆風となるなか、昨日発表の決算などが評価され
る形で堅調なスタートに。注目された今期の営業利益見通しは1兆円としており、ほ
ぼ市場コンセンサス線上となっている。保守的な傾向が強い銘柄と認識されていたた
め、期初の段階からの強気見通しを受けて、今後は市場コンセンサスの切り上がりな
ども想定される状況へ。説明会を受けて、業績予想は保守的と指摘するアナリストの
見方なども多くなっているようだ。

DeNA<2432>:2065円(同+130円)
大幅反発で上昇率上位。同社は前日に決算を発表、並びに「コンプガチャ」の廃止を
表明しており、アク抜け期待が先行する形となっている。会社側では、「コンプガチ
ャ」廃止でも、第1四半期は前年同期の利益水準を計上できる旨を示唆しているもよ
うであり、ここまでの過度な警戒感の後退にもつながる格好のようだ。また、想定を
上回る決算発表、海外展開の進展確認などもプラス材料視されている。なお、同様に
「コンプガチャ」の廃止を表明したグリー<3632>も急反発の展開となっている。


日立製作所<6501>:482円(同+6円)
しっかり。前期純利益の上振れ観測報道が伝わっている。営業利益に関しては、前期
は従来予想の4000億円を上回る4100億円に、今期は1割増となる4600億円程度になり
そうとされている。今期のアナリストコンセンサスは4850億円程度であり、やや下回
る格好となっているものの、最近では会社側に保守的な傾向が強いとの見方もあっ
て、ネガティブな反応にはつながっていない。なお、本日の引け後に決算発表予定。


住友ゴム工業<5110>:1030円(同-54円)
軟調で下落率上位。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は160億円、前年
同期比65%増益となった。つれて、上半期は270億円の従来予想から280億円に上方修
正へ。もともと保守的な傾向が強い銘柄ではあるが、修正幅は極めて限定的であり、
実績値も市場コンセンサスを下回ったことから、失望売りが先行の格好に。前日に急
騰した東洋ゴム<5105>との比較感もネガティブに働く。

GSユアサ<6674>:374円(同-15円)
下げが目立つ。前日に発表した決算内容がネガティブに受け止められている。前期営
業利益実績は160.3億円で前期比9%減益、従来予想の180億円を下回った。また、今
期は180億円で同12%増益見通し、200億円レベルであった市場予想を下回る状況。と
りわけ、成長期待の高いリチウムイオン電池事業の収益回復の兆しがみえてこないこ
となどで、先行き懸念が強まる格好にも。

セントラル硝子<4044>:323円(同+20円)
前日の決算発表を受けて急伸の展開に。営業利益の実績は前期比5.2%減益の58.2億
円、従来予想の70億円を下回ったものの、今期は同54.6%増益の90億円を予想してい
る。償却方法変更といった特殊要因が大幅増益の一因とはなっているもようだが、新
年度の増配予想やガラス部門の黒字化浮上などといったプラス要因を積極的に評価す
る格好へ。

LINK&M<2170>:69400円(同+10000円)
ストップ高で上昇率トップ。同社は寄り付き前に第1四半期決算を発表、営業利益は
1.6億円で前年同期比4.8倍と、大幅増益でのスタートとなっている。ちなみに、通期
予想は12.6億円で前期比55%増益の見通し。また、1:2の株式分割実施も発表してお
り、参加者層の広がりなども想定される状況か。

兼松<8020>:91円(同+6円)
上げ幅拡大で上昇率上位。大和が同社の投資判断を「3」から「2」へ格上げしてお
り、見直しの動きにつながっている。目標株価は110円としているもよう。大和で
は、今年度末には3円の復配の可能性が高いと予想、株価はこれを織り込んで上昇し
ていくとみているようだ。PERや配当利回りの水準からは相対的にも割安感が強いと
の指摘。株価の値頃感の強さなども妙味に。

三菱製鋼<5632>:212円(同-28円)
急落で下落率上位。同社は前日に決算を発表、前期実績は先に修正済みでインパクト
はないものの、今期は大幅減益見通しとなっており、失望感が強まる状況となってい
る。営業利益は68億円で前期比39%減益見通しに。今期は増益見通しがコンセンサス
であったと見られる。建機大手の業績見通しなどからも、大幅減益予想には意外感も
強い状況。

サンケン電気<6707>:351円(同+9円)
しっかり。昨日発表した決算内容が評価材料となっている。実績営業利益は40.5億円
で前期比34%減益、従来予想の50億円を下回る着地となった。一方、今期は74億円で
同83%増益見通し、業績急回復を好感する動きとなっている。中国エアコン生産の急
回復などに伴う、エアコン向けIPMビジネスの拡大が業績を牽引する見通し。


UBIC<2158>:8980円(同+80円)
しっかり。前期営業利益予想を19.5億円から22.8億円へ、最終利益予想を11.0億円か
ら13.1億円へとそれぞれ上方修正したことが好材料視されている。米国司法省や欧州
委員会によるカルテル調査の増加などを背景に、引き続き、受注が順調に推移してい
るようだ。前期業績の上方修正は3度目となり、あらためて足元の好業績が評価され
ている。

GCジョイコH<6249>:1205円(同-315円)
急落。昨日本決算を発表し、今期営業利益は前期比57%減の19億円と大幅減益見通し
となったことが嫌気されている。パチンコやパチスロの売上の伸びが期待できない中
で、今期は研究開発に注力することが背景のようだ。四季報予想の今期営業利益は53
億円が見込まれており、想定を大きく下回る減益決算にネガティブなインパクトが強
まっている。

DMP<3652>:1117円(同+124円)
大幅反発。発行済み株式数の4.1%にあたる10万株を上限とする、自社株取得枠の設
定を発表。取得期間は本日から7月31日までとなり、目先の需給面における好材料が
前向きに評価されている。なお、昨日は同時に本決算を発表。今期営業利益は前期比
28%減の2.3億円と減益となる見通しで、四季報予想の3.4億円を下回る内容となって
いる。

フィールズ<2767>:130800円(同-1500円)
さえない。今期売上高は前期比25%増の1150億円、営業利益は同64%増の140億円と
なった。今期は大幅な増収増益見通しとなったが、営業利益はコンセンサスであった
155億円前後に届かなかったことが嫌気されている。なお、大和では、主力の遊技機
関連事業では提携企業の増加によって従来の「ヱヴァンゲリヲン次第」の状況は脱し
つつあり、13年3月期の最高益更新は一過性ではなく、14年3月期以降の業績拡大に向
けた施策も打たれているとコメント。

KLab<3656>:528円(同+39円)
大幅続伸。昨日の取引時間中に「コンプガチャ」の停止を発表し、その後は強含んだ
が、本日も買い先行となっている。また、「コンプガチャ」の停止を発表したクルー
ズ<2138>も大幅反発、サイバーエージェント<4751>などのSNS関連は総じて堅調。
業績面へのインパクトは依然不透明だが、直近の急落で「コンプガチャ」問題の悪影
響を過度に織り込んだとの見方からいったんはアク抜け感が意識される格好に。


サイバーエージェント<4751>:214900円(同+8800円)
強い動き。ソーシャルゲーム各社が「コンプガチャ」の停止を発表しアク抜け感が意
識されるなかで、同社についても過度な警戒感が後退している。いちよしでは、同社
の場合は規制対象となるのはSAP事業に限られ、Ameba事業などへの影響はほ
とんど無く、今後の業績への影響については、グリー<3632>やDeNA<2432>と比べ
て限定的とコメント。また、シティでは、1-3月期におけるSAP事業の売上高は61
億円で、カードバトルゲーム売上は40-45億円、そのうちガチャ関連売上は9割と推
察。同事業の営業利益率が30%であることを考慮すると、今期下期の減益影響は20-
25億円と試算している。


(フィスコ)


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