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5月11日 11時41分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):コジマ、ソニー、ニコンなど

コジマ<7513>:418円(前日比+56円)
買い気配スタートで急伸。ビックカメラ<3048>による同社買収報道が伝わっており、
買い材料視されている。ビックカメラが第3者割当増資を引き受け、同社株式の50%
超を百数十億円で取得すると報じられている。エコポイント制度の一巡などもあっ
て、家電製品市場の縮小傾向が強まるなか、スケールメリットやシナジー効果への期
待感などが先行する状況。信用リスク向上に伴い、0.2倍台のPBRからの水準訂正の動
きなども想定される格好に。ビックカメラも買収報道を好感する流れから買い先行
へ。

ヤマダ電機<9831>:4205円(同-250円)
売り優勢で大幅下落。同社は昨日決算を発表、前期実績は修正計画値線上での着地と
なり、今期は営業利益で925億円、前期比4%増とほぼ横ばいの予想となっている。特
にインパクトのある数値ではないものの、未達懸念が強いといった見方が多くはなっ
ているようだ。ビックカメラ<3048>のコジマ<7513>買収報道に関しても、相対的な競
争優位の低下につながるとの見方が先行か。ただ、一方では再編による店舗数の減少
などは、業界全般にポジティブといった見方もあるようだ。

ソニー<6758>:1151円(同-62円)
マイナス転換で下げ幅拡大。同社は前日に決算を発表、前期営業損益は673億円の赤
字、最終損益は4567億円の赤字となり、今期営業損益は1800億円の黒字に転じる見通
し。実績は4月中旬に下方修正された最終損益も含めて、従来予想を上回る着地だ
が、今期営業損益見通しは先に示された数値となっており、全般的に決算数値にはイ
ンパクトが高まる状況にはないもよう。なお、テレビ事業の赤字の着実な減少などは
確認できている。

ニコン<7731>:2435円(同+156円)
大幅続伸で上昇率上位。前日に発表した決算が評価材料。前期営業利益は801億円で
前期比48%増益、従来予想の720億円を大幅に上回った。今期は900億円で同12%増益
見通し、市場コンセンサス並みの水準ではあるが、発射台が高まったことで、今後は
コンセンサスの切り上がりも想定できる状況に。なお、健康・医療分野への参入など
も含めて、15.3期営業利益1500億円を目標とする中期計画も発表している。


板硝子<5202>:99円(同-2円)
反落で1975年以来となる株価100円割れ。同社は前日に決算を発表、今期は営業損失
40億円、最終損失110億円の見通しとしている。また、今期の配当は無配としてい
る。リストラ費用の計上などに伴う営業赤字転落は想定内であり、BPS(一株あたり
純資産)の改善を評価する声などもあるが、株価100円割れや無配転落による機関投
資家の見切り売り圧力といった需給面なども警戒される動きに。

近畿車輛<7122>:284円(同-34円)
急落で下落率上位。同社は前日に決算を発表しているが、今期の大幅減益見通しがネ
ガティブサプライズにつながっている。営業利益は3億円で前期比90%減益、直近で
は大型受注なども獲得していただけに、想定外の業績悪化に失望感が先行する展開
へ。JR西日本<9021>との業務提携なども発表しているが、特に好感する流れにはなっ
ていない。

日特建設<1929>:90円(同-18円)
急落で年初来安値を更新、年初来初めての100円割れに。前日に1:4の株式併合を発
表している。株式価値に変化はないものの、値頃妙味などが後退する格好にもなり、
マイナス材料と受け止められているようだ。同時に決算も発表、今期営業利益は横ば
い見通しとしており、復興需要への期待感が高まっていたなか、こちらもネガティブ
材料につながる形か。なお、今期の配当金は、実質1円から1.25円に増配の形ではあ
る。

ツガミ<6101>:850円(同+37円)
しっかり。前日は決算発表直後に伸び悩んだものの、その後引けにかけては切り返す
動きとなっていた。本日も買いが先行する展開に。決算説明会などを受けて、更なる
業績上振れ期待などが高まる状況のようだ。いちよしでは、会社計画の今期営業利益
88億円に対して109億円を予想している。また、スマホ向け自動旋盤生産に向けて、
中国で工場を取得したと伝わっており、好調な需要動向などが引き続き認識される格
好にも。

テルモ<4543>:3205円(同-190円)
下げが目立つ。同社は昨日決算を発表しているが、今期の営業減益見通しが嫌気され
る展開になっている。今期営業利益は600億円で前期比5%減益の見通し、市場コンセ
ンサスの680億円を大きく下回っている。また、来期は700億円程度を目指すとしてい
るようだが、目先は買い手掛かり難の状況にも。なお、薬価改定や品質管理対策費
用、償却費やR&D費の増加など、コスト負担の増加が減益要因に。

サンデン<6444>:272円(同+41円)
急伸で上昇率トップ。同社が昨日発表した決算が評価材料につながっている。前期実
績は先の下方修正水準で着地しているが、今期は大幅回復の見通しとなっている。営
業利益は90億円で前期比13倍の水準に。70億円程度であった市場コンセンサスを大き
く上回っている。比較的、強気な見通しを示す傾向にあるとはいえ、株価水準の割安
感も強いなか、ストレートに評価する動きが先行へ。

オンキヨー<6628>:121円(同+22円)
急伸。ティアック<6803>と音響機器事業での連携を強化すると報じられたことが買い
材料視されている。同社の販売子会社が年内にティアック製品の取り扱いを始めるほ
か、両社の海外工場で相互に生産を委託することでコスト削減につなげる方針で、連
携強化を前向きに評価する動きに。なお、今後は将来の経営統合も視野に、協力分野
を広げる方針とも伝わっている。

メイコー<6787>:888円(同-153円)
下げ目立つ。今期営業利益は前期比3.2倍の26億円と大幅増益となる見通しを発表。
ただし、コンセンサスでは33億円前後が見込まれており、ネガティブなインパクトが
先行している。野村では、1月を底に受注状況は徐々に改善しているもようだが、操
業が認可された武漢第二工場の量産出荷が始まっていないほか、TV向け受注は低水
準が続いていることを背景に、投資判断「ニュートラル」を継続へ。

ADWAYS<2489>:105900円(同-17000円)
大幅反落。前期営業利益は13.2億円と大幅増益となったが、事前予想の14億円を下回
る着地となったことが嫌気されている。第3四半期決算の発表と同時に、通期の営業
利益予想を11億円から14億円へと上方修正していた経緯があり、下振れにはネガティ
ブなインパクトが強まる格好に。なお、主力の広告事業において、フィーチャーフォ
ンからスマートフォンへの移行による取引先への影響など、様々な不確実性に業績が
大きく左右されることから、今期の業績予想は開示していない。

ドリコム<3793>:85200円(同+5500円)
大幅続伸。今期営業利益は前期比48%増の20億円となり、大幅増益見通しとなったこ
とが好感されている。また、同時にコンプリートガチャを今月末までに停止すると発
表。今期の業績予想については、コンプリートガチャを行わない前提の数値となって
おり、買い安心感が高まる格好に。なお、四季報予想の今期営業利益は19億円が見込
まれていた。

スカイマーク<9204>:588円(同-17円)
売り先行。昨日本決算を発表し、今期売上高は前期比25%増の1000億円、営業利益は
同3.4%増の158億円と増収増益見通しとなった。ただし、営業利益のコンセンサスは
170億円前後が見込まれており、想定以下の内容と受け止められる格好に。なお、U
BSは今期のガイダンスについて、原油価格や為替の前提が保守的であるほか、収入
面も新規路線の拡大による影響を慎重に織り込んでいるとみられ、サプライズはない
とコメント。

楽天<4755>:83900円(同-2000円)
反落。1-3月期営業利益は前年同期比14%増の172億円で着地。事前のアナリスト予想
を上回る内容となったものの、ポイント関連の会計処理の変更に伴う50億円のコスト
計上を、11年12月期への遡及適用する方法に切り替えたことが背景であり、ほぼ想定
線との見方でインパクトは強まらず。なお、シティでは、国内EC事業の好調さは確
認されたが、成長領域である海外事業や電子書籍事業に対する投資負担はQ2以降も
継続する見込みで、今期業績の拡大期待が後退した点はややネガティブとコメント。



(フィスコ)


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