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5月11日 16時48分
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フィスコ

コジマや民生エレ大手

<7513>  コジマ  420  +58
買い気配から急伸。ビックカメラの買収報道が伝わっており、買い材料視されてい
る。ビックカメラが第3者割当増資を引き受け、株式の50%超を百数十億円で取得す
ると報じられている。エコポイント制度の一巡などもあって、家電製品市場の縮小傾
向が強まるなか、スケールメリットやシナジー効果への期待感などが先行する状況。
信用リスク向上に伴い、0.2倍台のPBRからの水準訂正の動きなども想定される格
好に。ビックカメラも買収報道を好感する流れから買い先行へ。
<9831>  ヤマダ電機  4100  -355
売り優勢。昨日決算を発表、前期実績は修正計画値線上での着地となり、今期は営業
利益で925億円、前期比4%増とほぼ横ばいの予想となっている。特にインパクトのあ
る数値ではないものの、未達懸念が強いといった見方が多くはなっているようだ。ビ
ックカメラのコジマ買収報道に関しても、相対的な競争優位の低下につながるとの見
方が先行か。ただ、一方では再編による店舗数の減少などは、業界全般にポジティブ
といった見方もあるようだ。

民生エレ大手
ソニー、パナソニック、シャープが揃って年初来安値を更新している。パナソニック
やシャープは1978年以来の安値水準、ソニーは1987年安値を割り込んで1980年来の安
値水準に。本日は電機明暗くっきりとの報道が伝わっているが、上記民生3社と日立
の本日の株価も、明暗が鮮明化する状況となっている。リバランスの流れが一段と強
まる格好か。また、家電量販店業界の再編の動きが伝わっているが、ユーザー側の規
模拡大に伴って、国内価格交渉力は一段と劣勢になっていくとの見方にも。

<6758>  ソニー  1135  -78
朝方は買い先行も、その後は大幅安の展開に。前日に決算を発表、前期営業損益は
673億円の赤字、最終損益は4567億円の赤字となり、今期営業損益は1800億円の黒字
に転じる見通し。実績は4月中旬に下方修正された最終損益も含めて、従来予想を上
回る着地だが、今期営業損益見通しは先に示された数値となっており、全般的に決算
数値にはインパクトが高まる状況にはならなかった。一方、相対的な業績不振が意識
される格好ともなり、パナソニックやシャープとともに、海外投資家を中心としたシ
ョートの対象銘柄とされる展開に。

<7731>  ニコン  2474  +195
大幅続伸。前日に発表した決算が評価材料。前期営業利益は801億円で前期比48%増
益、従来予想の720億円を大幅に上回った。今期は900億円で同12%増益見通し、市場
コンセンサス並みの水準ではあるが、発射台が高まったことで、今後はコンセンサス
の切り上がりも想定できる状況に。なお、健康・医療分野への参入なども含めて、
15.3期営業利益1500億円を目標とする中期計画も発表している。

<5202>  日本板硝子  99  -2
反落で1975年以来となる株価100円割れ。前日に決算を発表、今期は営業損失40億
円、最終損失110億円の見通しとしている。また、今期の配当は無配としている。リ
ストラ費用の計上などに伴う営業赤字転落は想定内であり、BPSの改善を評価する
声などもあるが、株価100円割れや無配転落による機関投資家の見切り売り圧力とい
った需給面なども警戒される動きに。

<7122>  近畿車輛  268  -50
急落。前日決算を発表しているが、今期の大幅減益見通しがネガティブサプライズに
つながっている。営業利益は3億円で前期比90%減益、直近では大型受注なども獲得
していただけに、想定外の業績悪化に失望感が先行する展開へ。JR西日本との業務
提携なども発表しているが、特に好感する流れにはなっていない。

<1929>  日特建設  87  -21
急落で年初来初めての100円割れ。前日に1:4の株式併合を発表している。株式価値
に変化はないものの、値頃妙味などが後退する格好にもなり、マイナス材料と受け止
められているようだ。同時に決算も発表、今期営業利益は横ばい見通しとしており、
復興需要への期待感が高まっていたなか、こちらもネガティブ材料につながる形か。
なお、今期の配当金は、実質1円から1.25円に増配の形ではある。

<6101>  ツガミ  838  +25
しっかり。前日は決算発表直後に伸び悩んだものの、その後引けにかけては切り返す
動きとなっていた。本日も買いが先行する展開に。決算説明会などを受けて、更なる
業績上振れ期待などが高まる状況のようだ。いちよしでは、会社計画の今期営業利益
88億円に対して109億円を予想している。また、スマホ向け自動旋盤生産に向けて、
中国で工場を取得したと伝わってもおり、引き続き、好調な需要動向などが認識され
る格好にも。

<4543>  テルモ  3240  -155
下げ目立つ。昨日決算を発表しているが、今期の営業減益見通しが嫌気される展開に
なっている。今期営業利益は600億円で前期比5%減益の見通し、市場コンセンサス
680億円を大きく下回っている。来期は700億円程度を目指すとしているようだが、目
先は買い手掛かり難の状況にも。薬価改定や品質管理対策費用、償却費やR&D費の
増加など、コスト負担の増加が減益要因に。

<6444>  サンデン  274  +43
急伸。昨日発表した決算が評価材料につながっている。前期実績は先の下方修正水準
で着地しているが、今期は大幅回復の見通しとなっている。営業利益は90億円で前期
比13倍の水準に。70億円程度であった市場コンセンサスを大きく上回っている。比較
的、強気な見通しを示す傾向にあるとはいえ、株価水準の割安感も強いなか、ストレ
ートに評価する動きが先行へ。

<1916>  日成ビルド  124  -50
急落。前引け後に決算を発表、今期の大幅減益見通しが失望売りを集めている。今期
営業利益は10億円で前期比84%の大幅減益見通しに。震災復旧に伴う仮設住宅の特需
減少から、大幅減益は想定されていたものの、想定以上の落ち込みとなる格好に。年
間配当金も前期の7円から3円に減配の計画。PERや配当利回りからの割安感も後退
する状況に。

<4043>  トクヤマ  225  -41
大幅安。前引け後の決算が売り材料視されている。今期営業利益は120億円で前期比
12.5%減益の見通し。市場予想に近い水準ではあるが、前期業績の上方修正を行った
ことから、直近でコンセンサスは切り上がっていたともみられる。市況改善などを背
景に、ポジティブな見通しが示される可能性も指摘されていただけに、2ケタ減益見
通しを受けて、直近急伸の反動が一気に強まる格好へ。

<6723>  ルネサス  325  -34
大幅続落。今期業績見通し非開示も嫌気されて、決算発表後は下げ幅を広げる展開が
続いている。直近では、JPモルガン(JPM)の投資判断格下げが観測されていた
が、三菱UFJでは、投資判断「アンダーパフォーム」継続で、目標株価を429円か
ら300円にまで引き下げている。今期営業損益は282億円の赤字継続の見通し、最終損
益は来期まで赤字が続くと予想している。

(フィスコ)


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